「がんばれゆっこ通信」の最新号をお届けします。
第一部が支える会代表の新納泉氏の言葉、第二部が裁判に関する現状報告となっております。

「雪子さん、日本科学者会議岡山支部例会で報告」
 9月3日の夕刻、岡山大学理学部本館で、山口雪子さんが「障害者の立場から『共生社会』を考える」と題して報告をしてくださいました。日本科学者会議は、全国の科学者の団体で、岡山支部では定期的に「よもやま話の会」を開催しています。岡山大学は、雪子さんが博士号を取得するために研究を続けた母校です。
 雪子さんが目の症状に気づいた小学生のころから話が始まり、いったんは仕事につきながらも、いずれ博士号が身を助けるのではないかと考えて進路を見直したことなどが紹介されました。その後の、岡山短期大学に採用された経緯や、裁判にいたる動きが説明され、参加者は短大側の理不尽な対応に驚かされました。そうした経緯を踏まえて、雪子さんの考える「共生社会」の確立への道筋が力強く語られ、多くの参加者の共感を得ることができました。
 会は岡山大学職員組合の共催で、学術運動の経験が豊富な参加者も多く、労働組合の力で雪子さんを支えることが不十分な現状や、運動の方向性についての議論が活発にかわされ、あらゆる機会を通じて支援をしていきたいという声があがっていました。

(新納 泉)


〈裁判に関する現状〉
 今年3月29日に広島高等裁判所岡山支部より勝訴判決が出て、喜びも束の間、4月9日に岡山短期大学(岡短)が最高裁に上告したことは既にご存知かと想います。その後、どうなったのか…と、ご心配いただいているかと想います。何もお伝えできず、誠に申し訳ありません。結論から申しますと「最高裁の動きが何もわからず、ただただ棄却されることを信じ願い、待っている」という状況です。
 上告手続きは、まず上告理由書を高裁に提出し、高裁で最高裁に送付するか否かを審査するそうです。この審査は最高裁の審議条件である「憲法違反」「これまでの判例と異なる判断」という理由(文言)があるかどうかといった体裁面だけだそうです。体裁的に問題なければ高裁から最高裁に送られ、最高裁は棄却するか審議するかを検討するそうで、審議することになってはじめて上告された側の弁論が求められるのだそうです。
 岡短側の上告に関する書面を最高裁が高裁から受理したとの通知が、代理人弁護士に7月上旬に届き、上告理由書の閲覧を求めたところ、7月下旬に上告理由書が届きました。理由書の内容は第1審・第2審で岡短が主張したことと変わりなく、「憲法違反」とか「判例にそぐわない」というような表現はありますが、内容的に新たなものはないと感じています。最高裁から、いつ・どのような判断が示されるかは現時点ではわかりません。わかり次第、速やかに皆様へご報告したいと想っております。
以上です。

 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。いつもありがとうございます!

支える会事務局一同