支える会会員の皆様へ
大変ご無沙汰になり、失礼ご容赦ください…山口雪子です。いつも温かな心遣い・力強い励ましをありがとうございます。
年度の変わり目に現在の状況や心境をお伝えしようかと思っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う様々な対策が行われている時期に私事をお話しすることに気が引けて、ずっと書けずにおりました。まだコロナ禍の心配はなくなっていませんが、このまま何もお伝えしないのも失礼と気がかりではありましたので、せめて梅雨が明ける前に現状報告をしようと思い立ち、本メールを書いております。ご一読いただければ大変有り難く幸甚です。
昨年12月に岡山労働局より示された調停案を双方受諾し、今年1月・3月と2回、短大側と調停案を踏まえた協議を行いました。労働局からは残念ながら「授業については双方の隔たりが大きく調停案は示さない」とされましたし、短大側の受諾にも「授業については協議に応じない」との明文がありましたので、1月・3月の協議は主に授業以外の合理的配慮に関する話し合いでした。その結果として、昨年度に比べれば、今年度は会議や行事への参加に関して配慮、参加の機会を得ています。今までのことがありますから、一気に全てが解決できる訳はなく、学内の雰囲気にはまだまだ私を無視・排除する気配を感じはしますが、小さな一歩でも改善されたことを有り難く受けとめています。
上述の通り、すべてから排除という状況からは改善しています…でも私はやはり授業復帰を強く望んでいます。視力がないことを理由に授業を外す…障害者差別と受け取られるような行為は、「共存共栄」を教育理念の1つとして掲げる保育者養成校として見直していただきたいと切望しています。そのための次なる行動を今年初めに、弁護団の先生方とご相談もしていましたし、準備も進めていました。しかしながら、今は時期ではないと判断しています。このコロナ禍で多くの方が生活にすら窮する状態に追い込まれています。雇い止めにあったり、廃業を決断せざるを得なかったり…心が痛む報道が続いています。このような状況下では、解雇されず生活ができているだけで恵まれていると感じます。世界に目を向けると、黒人の方が白人警察官に命を奪われた事件をきっかけに、人種差別の問題が大きくなっています。コロナのニュースでは貧困層の人たちが適切な衛生管理ができず、予防も治療もできない現状が伝わってきています。今は、日本も世界も何より「命」をどう守るかを考え、手立てしていく時期なんだろうと思います。全ての命が差別されることのないよう、平等でありますよう願い祈っています。
そしてコロナ禍が過ぎ、命を守る最低限の生活が保障された後、真の共生社会実現を目指して、互いを認め合い自分らしく社会参加するための一助となるよう、活動を再開したいと思います。必ず、その時期は来ると信じて待機しています。また現状や今後について、ご報告させていただきます。なかなか問題解決できず、ご心配ばかりで申し訳ありませんが、これからもどうかよろしくお願いいたします。
皆様、コロナ禍で何かと窮屈な大変な日常を送られているのではないかと思います。どうかお気を付けてお大事にお過ごしください。皆様のご健康・ご多幸を心より祈念しております。
ありがとうございます。
2020年7月1日  山口 雪子