「ゆっこ通信」NO.1 平成28年7月5日
「豊かな共生社会を子どもたちへ…山口雪子を支える会」にご入会くださった皆様へ 
こんにちは、ご支援・お力添えありがとうございます。当事者の山口雪子です。 
3月23日に授業外し・研究室明け渡しを不服として申し立ててから、3ヶ月が過ぎました…短大側は全面的に争う姿勢を崩しておらず、残念ながら事態は何も解決できていません。でも5月31日の初回期日の後に、この「豊かな共生社会を子どもたちへ…山口雪子を支える会」を設立いただき、その後、多くの方々にご入会賜りましたことは私にとってとても心強く光栄に感じております。ありがとうございます! 
私に起きた問題は1人の教員と雇用主の学長(理事長)との労使問題に違いはないでしょうが、単なる労使問題で終わらせたくないと考えております。障害に対する無理解を社会の中でどのように解決していくか、未来の共生社会やそこに向かうための真のインクルーシブ教育の在り方をどう具現化していくのかが問われていると私は考えており、より良い未来を目指す一助に今回の訴訟が役立ってくれればと切に願っております。 
どうぞ今後も本件に関心を寄せていただき、みな様それぞれがどのように感じられるのか、ご意見を持たれるのかを周りの方々へ社会へ投げかけていただければ…と思います。まだまだ本件を知らない方は多く存在するでしょうし、単なる労使問題ととらえている方も少なくないかと思います…そのような方々にみな様のお声が届くことで関心が広がり理解が深まり、共生社会の実現に近づいていけるのでは…と思っております。 

以下は次回期日と閉廷後に会が計画してくださった予定です。ご都合よろしければ出席をご検討ください。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。本当に心より御礼申し上げます、ありがとうございます! 
【ご案内】
@第2回期日: 7月26日火曜14:00〜14:30 岡山地裁 
  *傍聴される方は、13:40 岡山地裁1階ロビー集合です。 
A記者会見・報告会: 14:45〜16:15 
 *最寄りの施設に移動し、30分の記者会見・1時間の報告会を予定しています。ご出席の方は記者会見から同席ください。 
B懇親会: 17:00〜19:00 
 *夕食を兼ねた懇親会(参加費5,000円)が計画されております。会場等の詳細に関しましては懇親会出席者に改めてご案内申し上げます。 
☆以上に関しまして、傍聴および懇親会ご出席くださる方は、7月18日月曜までに 
 yukiko-sasae@outlook.jp へ、メール件名を「7月26日参加」として 
 ・氏名 
  ・「全日程(傍聴〜懇親会)」「傍聴のみ」「懇親会のみ」のいずれか 
 をお知らせください。なお代表で複数の方のお申し込みをされる方は全員分の氏名といずれの参加形態かを明示ください。 
 傍聴席数・会場手配の都合により、7月18日月曜を申込み締め切りとさせていただいております。予めご了承ください。締め切り後の参加可否に関しましては事務局にご相談ください。 
ご足労をおかけしますが、参加ご検討いただければ幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます! 
 以上 

「ゆっこ通信」NO.2 
「豊かな共生社会を子どもたちへ
 山口雪子さんを支える会」会員のみなさん、事務局長の重田です。先日、7月26日(火)に岡山地裁において第2回公判期日があり、その後、記者会見、報告会、親睦会がありましたので、簡単にご報告させていただきます。 
 第2回公判には、山口さん本人と8人の弁護士、25名の傍聴人が参加しました。被告の短大側からは、3名の弁護士が出廷し第1回の公判でこちら原告側から出した提訴理由や意見陳述に対して反論の書面が出され、また、こちら原告側からも6月30日にすでに出されていた被告短大側の主張に対する反論書面を提出しました。 
 今回は、相手側の主張をただ聴いているだけと聞いていたのですが、冒頭、裁判長から書面の通し番号が違っているとの発言があり、20分以上双方からの提出書面を照合して確認する作業になりました。また、こちら原告側から短大側提出の写真の色がおかしく不鮮明と指摘し、再提出になりました。 
 その後、次回期日をどうするかの話し合いになり、短大側から非公開でとの意見がありましたが、裁判長から「こんなに傍聴人が来ていて関心が高いのだから」との発言があり、公開ですることになりました。 
 思いがけず裁判長の言葉に励まされて傍聴に来て良かったと思いました。双方から反論の主張を聴くこともなく34分間で公判は終了しました。 
 続いて場所をきらめきプラザ2階のゆうあいセンターの会議室に移し記者会見と報告会を開きました。まず山口雪子さんから、大学での現在の状況や今の思いについてのお話がありました。研究室内で毎日ただ待機していることや、多くの方からの署名や励ましの言葉に、自分のためだけでなく障害者・学生・子供たちのために頑張りたい、と話しました。また、水谷弁護士に対しては、記者の方から裁判の見通しについての質問があり、短大側の反論には、新しいものがなくこれまでの主張を繰り返している。反論文は異常に長いが、裁判以後に考えられた後付けの説明や本質を隠す内容ばかりが多いように思う。山口さんの教壇復帰を来年4月1日になんとしても実現させるべく全力を挙げたいと述べました。 
 その後の報告会では、新納代表から参加者への感謝の言葉と米国最優秀教師に選ばれた全盲の女性の話が紹介され、山口先生も立派に活躍できる方ですと話しました。山口さんと水谷弁護士からの補足の話の後、私からインターネット署名2140筆と用紙署名6402筆、合計8542筆が集まり、8月末には1万筆を目指して頑張りたいと協力を呼びかけました。また、その日の朝ニュースで報じられた、障害者施設での元職員による障害者殺傷事件に触れ、「この世から障害者をなくしたかった」という犯人の言葉に、優越主義が横行する現状を憂えると共に、短大側の主張に通じるものを感じたと話しました。全員の自己紹介と意見交換の後、この日の朝報じられた相模原での障害者殺傷事件の被害者に対して、全員で黙とうしました。 
 親睦会には、支える会の役員・弁護士・ネイチャーゲームの方、そして、人権・福祉・障害者団体の活動をされてきた方が多数集まり、24名の方々が参加されました。一人一人が意見を述べ、また周囲の人と活発に交流する中で、支える会の沢山の方と知り合うことができ、山口雪子さんを教壇に戻すことを通して、本来の教育の在り方や、共生社会の実現のために力を合わせていこうと決意を新たにしました。 
 9月13日には第3回公判期日が、10月11日には第4回公判期日があります。また、新納代表を中心に岡山市内で講演会も企画していますので、また詳細をお知らせします。御参加のほどよろしくお願いいたします。 
〜カンパのご協力もお願いいたします!〜。 
カンパ振込先 
 (1) 払込取扱票による郵便局からの現金払い込みの場合 
  記号番号 00140-0-451032 
 名義 山口雪子さんを支える会(ヤマグチユキコサンヲササエルカイ) 
 (2)銀行口座からの送金の場合 
  ゆうちょ銀行店名 〇一九 (読み ゼロイチキユウ) 
  店番 019 
 預金種目 当座預金 
  口座番号 0451032 
 名義 山口雪子さんを支える会(ヤマグチユキコサンヲササエルカイ) 
 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

山口雪子さんを支える会 事務局一同


「ゆっこ通信」NO.3 
 支える会会員のみなさん、会の代表をつとめさせていただいている新納(にいろ)です。 
 5月31日の支える会の発足から2か月半が過ぎました。弁護団の清水先生のお言葉を借りると、いよいよ9月決戦。来年の4月に山口雪子さんが教壇に復帰するためには、短大が来年度の授業計画を立てる時までに勝負をつけておかなければならない。そのためには、いまがひとつの正念場ということです。そして、弁護団の水谷先生も、必ず勝てる、勝たなければならない裁判だとおっしゃっています。 
 この10年、大学の教育は大きく姿を変えてきています。大学は高等教育の場なのだから、ついて来られる者だけがついて来ればよい。そんな居丈高な考え方から、さまざまな困難をかかえる学生もともに支えあいながら、研究や教育を進めていこうという柔軟な方向に変わってきているのです。しかし、それはまだ大学と教員との関係には十分に及んでいないのかもしれません。 
 短大側の当初の主張を聞いていると、障害をもつ教員も健常者並みに仕事ができるのなら雇ってやってもいい。だから差別なんかしていない、というニュアンスを感じました。そこでは、健常者が確固たるスタンダードになっていて、それが十分にできない者には教育は任せられないという発想です。しかし、そんな発想は障害者差別解消法の時代にはそぐわない。教育をおこなう側も、障害をもつ教員も含めて多様な形で支えあっていかなければならない時代になってきているのだと思います。 
 その点では、今回の裁判は、山口さんの権利を守ることだけでなく、また障害者の権利を守るというだけでもなく、これからの新しい大学教育をつくっていくための戦いでもあるはずです。こうした見通しをもって大学の中から運動を支えてくださっている教員や学生はまだ少ないのですが、この裁判がきっかけとなって、大学も大きく変わっていくことができればと思います。 
 9月13日は第3回公判。そして10月11日の第4回公判では、両者の主張が文書ではなく口頭で戦わされることになるかもしれません。毎回火曜日の開催で傍聴が難しいという方が多いと思いますが、ご都合がゆるせばぜひ傍聴にお越しください。また、第4回公判の前日には、岡山で弁護団の大胡田誠さんによる講演などの行事も予定されています。詳しくはチラシをご参照ください。(以下は添付チラシのテキスト部分です。) 

〈山口雪子さんを支える会講演会&ワークショップ〉 
 豊かな共生社会を子どもたちへ〜持続可能な社会と教育を考える〜 
 視覚障害がある山口雪子さんは、岡山短期大学の准教授として勤めています。しかし、2016 年、岡山短期大学から視覚障害を理由に「授業外し・研究室明け渡し命令」を受けました。山口さんは、撤回を求めて2016 年3 月23 日に大学を提訴し、裁判が始まりました。 
 私たちは、山口さんを支える活動を行うとともに、活動を通して「共生社会・合理的配慮」について考え社会へ発信し、子どもたちへ豊かな共生社会をつないでいこうと考えています。 
そこで、多くの方に共生社会への理解を深め、意識を持ってもらい、助け合う社会の種をまくきっかけにしたいと思い、講演会を行います。また、ワークショップを通して、山口さんが主に活動しているシェアリングネイチャーの考え方やそれを推し進める山口さんの思いを知っていただき、持続可能な社会とこれからの教育を考え、思いやりのある助け合いの共生社会をめざしたいと考えています。 
平成28年10月10日(月 祝) 
受付13:00〜
講演・ワークショッフ゜13:30〜17:30 
会場:岡山国際交流センター8階多目的室 
岡山市北区奉還町2-2-1 TEL 086-256-2905 
参加費:無料(学生さんを始め、多くの方にご参加いただき、共に共生社会について考える機会になればと願っています。) 
 1 講演1 「共生社会の足音」 
  全盲の弁護士大胡田誠氏 
  日本盲人会連合会長竹下氏のつくし総合法律事務所に所属し、障がい者の権問題についても精力的に活動しておられます。著書「ぼくが弁護士になった理由」が2時間のテレビドラマになって放映されました。 
 2 講演2 「障害者の活躍する場を実現するための国際支援活動」 
  元岡山盲学校教頭竹内昌彦氏 
  「見えないから見えたもの」が映画化され、より一層、「生きることのすばらしさや尊さ」を多くの人たちに伝える活動に力を入れておられます。 
3 ワークショッフ゜「シェアリングネイチャーとインクルーシブ教育」 
  岡山短期大学准教授山口雪子氏 
  幼児教育の保育の場面で、環境教育プログラムを取り入れ、子どもの自然体験の大切さを伝えています。また、地域でもシェアリンク゛ネイチャーの活動などで自然のすばらしさを伝え続けています。 
4 応援のために参加してくださる地元岡山の全盲のシンガーソングライター原田義雄氏の歌とギター演奏が最後にあります。 
  主催 山口雪子さんを支える会 
  共催 岡山県シェアリングネイチャー協会・全国視覚障害教師の会 
お問い合わせ・申込み先 
 山口雪子さんを支える会講演会事務局 
 代表 新納泉  
 豊かな共生社会を子どもたちへ・・・ 山口雪子さんを支える会 
 事務局メールアドレス: yukiko-sasae@outlook.jp 

【がんばれゆっこ通信no.5】平成28年9月23日 
「山口雪子さんを支える会」会員のみなさま 
 いつもご支援いただきまして、どうもありがとうございます。 
1、第3回口頭弁論と支える会打ち合わせの報告  事務局長 重田雅敏  
  9月13日、岡山地裁で31名の傍聴人が見守る中、第3回口頭弁論が開かれ、すでに決まっている第4回の10月11日午後2時からに引き続き、第5回が11月29日10時から一日通して開かれることが決まりました。これからの二回の口頭弁論では、お互いの主張に対する争点整理と証人尋問が行われる見通しで、これによって順調に進めば、裁判の日程の面では、来年4月からの教壇復帰に希望が出てきました。 
  傍聴終了後、支える会関係者15名は、タクシーで岡山県視覚障害者センターに移動し、今後の取り組みについての打ち合わせを持ちました。センター所長の川田 忠茂さんのご挨拶をいただいた後、水谷 賢弁護士から口頭弁論についての報告と裁判の見通しについての解説をしていただきました。その後、昼食をとりながらの自己紹介をはさんで、支える会の打ち合わせがあり、主に10月10日に岡山国際交流センターで開催する講演会の内容や準備について話し合われました。 
  10月10日の講演会前半には大胡田 誠弁護士と竹内 昌彦さんの講演、後半にはシェアリングネイチャーのみなさんと山口 雪子さんのスライドやディスカッション、原田 義雄さんの応援の歌などを予定しています。 
  講演会の準備としては、案内チラシの配布と参加呼びかけを中心に取り組み、すでにシェアリングネイチャーの会合、岡山弁護士会主催のシンポジウム、労働組合や市民団体、岡山視覚障害者友の会の集い、日本盲人会連合の中国ブロック会議、などへの案内が終了しています。また地元新聞のイベント情報欄への掲載もいくつか決定しています。今後、キルギスの全盲歌手グルムさんのコンサート会場での配布や、高校生や学生、教育や福祉関係者、人権や法律関係者の方にも呼びかけていく予定です。国際交流センターは二百名定員の会場ですので、岡山在住の支える会の皆さまには、ぜひお知り合いの方々に10月10日の講演会への参加を呼びかけていただければ幸いです。また、第2回の講演会を倉敷市内で予定しており、11月27日(日)の午後に、倉敷健康福祉プラザの約300名の会場を確保しました。 
  現在の支える会会員数は230名、署名数は約9500筆です。 こちらも、引き続き呼びかけをお願いいたします。 

2、次のような新聞やテレビの報道がありました。 
9月15日・毎日新聞(朝刊)新聞社名と、記事の日付をつければ、転載OKです。 
http://mainichi.jp/articles/20160914/ddm/013/100/019000c 
(中略) 
3、10月10日・11日のご案内 
☆10月10日・11日ともに、多くのみな様のご参加をお待ちしております!どうぞよろしくお願い申し上げます! 
1. 10月10日(月曜祝日): 講演会&ワークショップ 
会場: 国際交流センター8階多目的室(岡山市北区奉還町2-2-1 TEL 086-256-2905) 
 *参加費無料、受付13:00?です、開演13:30までにお越しください。 
 *詳細に関しましては別添チラシをご参照ください。 
2. 10月11日(火曜): 第4回口頭弁論&報告会 
 第4回口頭弁論(岡山地裁)14:00?14:30(終了予定) 
 *傍聴いただける方は、13:40岡山地裁1階ロビーにご参集ください。 
 報告会(岡山ゆうあいセンター会議室)14:45?16:15(終了予定) 
 *会場は岡山きらめきプラザ(NPO会館)2階となります。 
 *岡山地裁から徒歩5分程度です。閉廷後、皆で移動します。 
 *報告会前半(30分程度)は当日の裁判に関する報道向けの記者会見を行わせていただきますが、ご出席の方は会場内にて記者会見の様子を見守っていただければ幸甚に存じます。 
 *傍聴・報告会へお越しいただける方は、10月4日(火曜)までに事務局(yukiko-sasae@outlook.jp)までご連絡ください。 
 (ここまで) 
 今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

「山口雪子さんを支える会」事務局一同


「ゆっこ通信」NO.6 
「山口雪子さんを支える会」会員のみなさま 
 こんにちは、ゆっこ(山口雪子)です。いつも温かな励まし・お力添えを賜り、心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございます! 
 先日(10月10日)、「豊かな共生社会を子どもたちへ持続可能な社会と教育を考える」講演会&ワークショップを開催いたしました。講師の大胡田誠弁護士、竹内昌彦先生、応援に駆けつけてくださったシンガーソングライター原田義雄さんはじめ、多くのスタッフの方々、会場にお越しくださったみな様、本当にありがとうございました!当日は都合で参加できないけど…と励ましのメッセージ寄せてくださったみな様にも御礼申し上げます!心を寄せてくださった全ての方々のお陰様で会が無事に終了できたと有り難く感謝に絶えません。本当にありがとうございます!講演会&ワークショップの様子などは後日HPやFBで紹介されるかと思いますので、参加叶わなかったみな様に当日の様子を少しでも感じていただければ幸甚に存じます。どうぞよろしくお願いいたします。 
さてさて裁判のほうはどうなっているのか…という途中経過のご報告をしたいと思います。授業外し・研究室明け渡し命令の撤回を求めて提訴したのは今年の3月23日です。裁判として、傍聴に来ていただいている公開のものの他に、裁判判決出るまでの保全を求める仮処分(非公開)も行っています。仮処分のほうは10月7日に審議が終了し、後は裁判所からの「決定通知」が届くのを待っているところです。決定通知はいつ届くのかは弁護士の先生にもわからないそうで、10月下旬11月上旬に出るのではないか…という予想を仰っておられました。本訴(公開)は先日10月11日に第4回口頭弁論を終え、次回は11月29日です。その前に11月7日非公開の進行協議が行われ、11月29日に出廷する証人や時間配分を検討・決定するそうです。11月29日に原告・被告側からそれぞれ何人の証人が法廷に立つのかはわかりませんが、今回の裁判の大きな山場となることは確かかと思います。心して11月29日を迎えたいと思っております。法廷にはいつもほぼ満席となるほどの傍聴の方々にご足労をいただいております。また平日の法廷で傍聴に行けないとわざわざご連絡くださったり、励ましをくださる方も多く、とても心強く感じております。ご無理のない範囲で傍聴にお越しいただければ十分ですので、傍聴に来れないことを、お気になさらないでいただければ幸いに思います。みな様の温かなお心、力強い支援を基に11月29日はしっかり証言できるよう頑張ります! 
また11月29日を2日後に控えた11月27日(日曜)は岡山短期大学のある倉敷市で「豊かな共生社会を子どもたちへ持続可能な社会と教育を考える」講演会&研修会も行われます。今年の24時間テレビのドラマの主人公「よしのり先生」ご本人・新井淑則先生が埼玉から講師として倉敷まで来てくださいます。また今年1月から岡山県でもスタートした「あいサポート運動」の研修もあり参加いただいたみな様が「あいサポーター」として認定いただけるとも伺っております。秋のお忙しい時期とは存じますが、ご都合調整いただき、ご来場賜れれば大変有り難く幸甚に存じます。また、お知り合いの方へのご案内も、どうぞよろしくお願いいたします。 
 本当にいつもありがとうございます!今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます! 
 平成28年10月12日 山口雪子 

〈ご案内〉 
1.講演会&研修会 
(1)タイトル: 豊かな共生社会を子どもたちへ 持続可能な社会と教育を考える 
(2)日時: 平成28年11月27日(日曜) 13:2016:30(受付13:00) 
(3)会場: くらしき健康福祉プラザ 5階 プラザホール 
  〒710-0834 倉敷市笹沖180番地 (4)参加費: 無料(先着300名、事前申込み不要) 
(5)内 容:  
  第1部; あいサポーター研修会 
  第2部; 新井 淑則(あらい よしのり)先生講演会 
  *詳細は別添チラシをご参照ください。 
(6)問い合わせ: 倉敷市視覚障害者協会 片岡 美佐子(かたおか みさこ) 
TEL(086)423-1646 Email: kamy@opal.plala.or.jp 

2. 第5回口頭弁論 
(1)日時: 平成28年11月29日(火曜)10:0017:00(予定) 
(2)集合: 岡山地裁1階ロビー 9:40 
(3)お願い: 傍聴にお越しいただける方は事務局(yukiko-sasae@outlook.jp)へ、11月22日(火曜)までにご一報ください。 
豊かな共生社会を子どもたちへ・・・ 山口雪子さんを支える会 
 事務局メールアドレス: yukiko-sasae@outlook.jp 

「ゆっこ通信」NO.7 
山場を迎えた山口裁判 
 山口雪子さんを支える会 事務局長 重田雅敏  
今年3月の提訴以来4回の口頭弁論を経て、来る11月29日の口頭弁論で証人尋問が行われる運びとなりました。これまでは文書のやり取りだけでしたが、今回は原告・被告双方が証人を立ててそれぞれの主張を戦わせることになります。この直接意見を戦わせる唯一の機会が、裁判の大きな山場となります。時間も10時00分から16時30分まで丸一日をかけて行われる見通しです。 
 山口雪子さんの裁判は、視覚障害を理由に教壇からはずされ、研究室も取り上げられようとする事態に、障害者差別解消法や改正障害者雇用促進法が施行される4月1日を目前にして、このような障害者に対する不当な処分は許せないと提訴を決めたもので、雇用の場で障害者差別をなくしていくための試金石となるものです。 
 すでに署名は1万1千筆を超え、視覚障害団体はもとより沢山の人々から支援が寄せられています。また、厚生労働省の障害者雇用対策課からは合理的配慮についての助言を受け、文部科学省高等教育局私学部にも視覚障害大学教授5名が要請を行っています。さらに今回の口頭弁論の前々日27日(日)の午後には、くらしき健康福祉プラザで講演会が予定され、全盲の国語教師でテレビドラマの主人公にもなった新井淑則先生の講演も予定されています。地元倉敷で、実際に教師として活躍されている新井先生のお話があれば、視覚障害者には教師はできないという短大側の主張に対して、明確に事実を示すことになります。来年4月には山口雪子さんの教壇復帰の道が開かれることを心より願うとともに、雇用や教育の場においても豊かな共生社会が少しでも近づくことを願っています。この山場を迎えた重要な局面にあたり、支える会の皆様の応援をお願いいたします。 
 11月27日(日)の新井淑則先生の講演は、くらしき健康福祉プラザで、13時30分から17時00分までです。また、11月29日(火)の口頭弁論は、岡山地方裁判所で行われます。事務局に予め参加表明のうえ、9時40分までに地裁1階ロビーまでお越しください。また、16時30分から近隣のきらめきプラザ2階で弁護団からの報告会もありますので、是非ご参加ください。力を合わせて山場を乗り切り、共生社会を実現させる土台を創っていきましょう。 
 以上、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 
豊かな共生社会を子どもたちへ・・・ 山口雪子さんを支える会 

「ゆっこ通信」NO.8
  「山口雪子さんを支える会」会員のみなさま
 いつも温かいご支援をいただきまして、どうもありがとうございます。
 署名と11月29日の裁判に関するご報告を、ゆっこ通信No.8としてお届けいたします。
 支える会事務局長・重田雅敏
  11月29日の口頭弁論の傍聴では、お世話になりました。支援者の皆様、お疲れ様でした。
  さて、岡山パブリック法律事務所・中村弁護士と支える会事務局・藤原さんのおかげで、現時点での署名数が分かりました。
インターネット署名 2140筆(既に終了しています。)
点字署名234筆(既に終了しています。)
用紙署名4,610筆(5月30日に文部科学省に提出した数。)
用紙署名5,282筆(5月30日から現時点までの数、用紙署名は継続しています。)
合計 12,266筆でした。
 全国の視覚障害者団体、教育関係者、ボランティアグループなど、本当に様々な立場の方から署名をしていただいております。多くの方々に応援し支えていただいていることに心より感謝しております。
  続いて11月29日の概要報告をいたします。
 白杖を持った方が約20名、盲導犬が4頭、私も最前列で、点字板で記録しました。さらに、車いすの方が1名いらっしゃいました。傍聴席は満席で入りきれなかった人がいたと後で伺いましたし、東は埼玉県、西は宮崎県と多くの岡山県以外の方も傍聴に来られていました。裁判長は入廷退廷の時や証人宣誓の時に「目の見えない方は起立しなくて結構です」「傍聴席の方は立つ必要はありません」と毎回一言添えてくださり、視覚障害者への配慮をきちんとしてくださいました。さらに、証人として、山口雪子さんと同じ視覚障害の大学教授であり国連の障害者権利条約評価委員で、内閣府の障害者政策検討委員長の石川准さんが、近年の障害者にたいする考え方の変化、国連や日本政府の障害者差別解消への取り組み、障害者個々に対する合理的配慮のあり方などを分かり易く答弁してくださいました。
  おかげさまで、この裁判の目指すものが、障害者差別の解消であり、共生社会の実現であることを、しっかり印象づけることができたと思います。また、山口雪子さんも短大での授業復帰について答弁し、環境教育、インクルーシブ教育、授業内容の適格性、学生との心の繋がりなどについて堂々と答弁しました。強い熱意と高い専門性があることを十分に伝えることができたと思います。この裁判の判決が、障害者排除の事実や合理的配慮のあり方という観点から判断されるのであれば、当然のことながら勝訴の可能性はきわめて大きくなったと感じます。
  3月28日には判決が言い渡されます。

  障害者差別解消法と改正障害者雇用促進法の施行から1年、その効力が漸く社会全体に、そして個々の障害者に及んできたことを、勝訴の判決を聞くことによって実感し、みんなで喜び合いたいと願っています。
  ただ、ここで大きく心配されることがクローズアップされました。裁判中に短大側証人の主任教授と学長の答弁から感じたことです。それは、発言した人たちがあまりにも障害者にたいして、無関心で、弱い立場の人に良心の呵責なくパワーハラスメントを加える人たちだということです。そして恐ろしいのは、どんな場面でも自身の都合で事実と異なる証言ができる人たちだとわかったことです。
  もともと視覚障害のある山口雪子さんを排除しようとしたことから、この問題が発生して、裁判にもなっていますが、法廷で虚偽を述べないと宣誓していながら、主任教授は山口さんの弁護士から「山口さんに関わるな」と恫喝されてトラウマになっていると感情をあらわに証言しました。
  もちろん、弁護士さんにはそんなことをする機会も権限もありません。主任教授は、山口さんのありもしないプライベートなことまで引き合いに出して、憶測だけで無責任な証言をしました。裁判とは何の関係もないことです。
  学生たちの些細な問題行動を、あたかも山口さんの致命的な失点として仕立て上げて退職勧奨の理由を造ったのもこの主任教授です。また、学長は、山口さんは評価のテストやレポートを、内容ではなく分量だけで判断していたと証言しました。ペーパーテストを見て採点できないものには教員はさせられない。見えないので何が起きるかわからないと法廷で証言しました。全国には理療科と普通科を合わせて数百名の教員が、補助者に読み上げてもらって、支障なくテストやレポートの採点をしています。また、学長は、山口さんを教員として届け出ても業績が足りないから認可されない、山口さんの授業は授業内容として認められず、単位数不足で授業のやり直しを命じられてしまうと強調しました。しかし、そのような指針や規定は存在せず、現にこれまで認められています。
  また、男性の教授は、視覚障害の山口さんの指導で栽培したイモについて、「イモとは言えない小さいもの」で、「こういう小さいイモをつくるのは逆に難しいと思った」という発言をしましたし、主任教授は山口さんの後任の先生と今年は2人で20センチのさつまいもが作れたと、得意そうにサツマイモの大きさをジェスチャーで示したり「写真も撮っています」と証言しました。障害者は一人前にできないからいてほしくない。障害者と健常者の実力の差はこの通り。そんな発想の人たちの中に、山口さんを復帰させることには、大きな不安があります。しかも、短大側の提示しているところでは、山口さんはキャリア支援室で毎日それも一日中そこで過ごして、前述の主任教授の指示と監督を受けて、学科事務をすることになります。主任教授からどんなパワーハラスメントをされても不思議はありません。そんなわけで裁判後の山口さんへの支援も考えていかなければならないと思います。
  よく対応策を整えて臨みたいものです。今後ともお力添えをいただければ、幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。 


「ゆっこ通信」NO.9 平成29年1月1日
   あけましておめでとうございます。山口雪子です。
  10 昨年は署名やカンパ、裁判傍聴、講演会開催へのご協力、励ましのメッセージ等々…本当に多くの方から様々な形でご支援を賜りました。改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます!
  署名簿を郵送くださった封筒にありました住所を頼りに添付の年賀状を送らせていただきました。ただ署名くださったみな様にお送りすることはできませんでしたので、失礼ご容赦いただき、本メールにて送らせていただきました。ご査収くだされば、大変幸甚に存じます。どうぞよろしくお願いいたします!
  新しくスタートした年が、みな様にとって良き1年でありますよう、みな様のご多幸・ご活躍を心より祈念しております。また持続可能な社会・共生社会に向けて羽ばたく年となりますよう願っております。
  今後もへこたれずに踏ん張り頑張って参りますので、みな様のご支援・お力添え賜れれば大変有り難く光栄に存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます!
ありがとうございます!

山口雪子


「ゆっこ通信」NO.10 平成29年2月26日
 「障害者差別解消法が施行されて一年、来る3月28日の判決に期待」
山口雪子さんを支える会事務局長 重田雅敏
  東京では地下鉄のどの駅でも、駅員さんが飛んできてくれて、ホーム上での歩行のサポートをしてくれるようになりました。時には、なんと電車の車掌さんが出てきて、座席まで案内してくれることもあります。二度と転落させまいという一般のお客さんの意識も格段に高まっていると感じます。以前は、鉄道会社も合理化で人員削減、その結果、ホーム上から安全監視係員が姿を消してしまいました。ところが、度重なる視覚障害者のホーム転落死亡事故により、また以前のように、安全監視係員を置くこととなりました。以前なら視覚障害者は、一人で出歩くべきではないということになったかもしれません。やはり、バリアフリー新法をはじめ最近の相次ぐ障害者関連新法の制定によって、障害者の社会参加を促すそれら法律の理念が生かされてきているように感じます。一方では極めて残念なことではありますが、犠牲者が出てしまったというインパクトが契機となって、視覚障害者の命と引き換えに漸く実現した、命を守るためのありがたい配慮であるといえるかもしれません。
  さて、昨年の4月1日に施行された障害者差別解消法と初めて罰則が設けられた改正障害者雇用促進法は、この一年間で、私たち障害者を取り巻く社会環境に、どのような改善を及ぼしてくれたのでしょうか。前述したように、社会全体の障害者への注目度や、様々な配慮の広がりを、日々実感されている障害者の方は多いと思います。そんな社会状況の中で、漸く一年が経過しました。今、私たちが期待をこめて待っているのは、山口雪子さんの教壇復帰に向けての判決です。
  こともあろうに、一年前の障害者差別解消法が施行されたその日に、山口雪子さんは教壇から降ろされて、研究室待機を余儀なくされてしまいました。奇しくも障害者が活躍できる社会を実現するために制定された二つの新法の理念に背を向ける残念な事態が、施行の初日から現実のものとなってしまったのです。しかも、教壇降ろしの理由が、学生を注意できなかったという、見えないという障害を、ことさら欠点として捕らえて、良い点を見ようともしないばかりか、話し合いも合理的配慮もせずに一方的に排除しようとしたものでした。特に許せないのは、どこの大学にでもありがちな学生の些細な行為を誇張して、それを注意できなかったことが、視覚障害教師ゆえに引き起こされた、これがまさに大問題だとして扱われていることです。
  今回の教壇降ろしの背景は、単なる労使のトラブルでもありません。学生と教師の指導上の問題でもありません。視覚障害教師を教壇から排除するための理由づくりに、障害上の弱点や学生の些細な行為を利用したことにあると思います。これには、障害者に対する「何もできない人」という偏見と、切捨ての論理がはたらいていると感じます。いかにして共生社会を作っていくか。いかにして偏見なく様々な事情を抱える人々を受容し支え合うか。そこにこそ、この問題の解決の道筋と未来があるのではないでしょうか。
  視覚障害者は情報障害者です。決して知識や経験、専門性が劣るわけではありません。視覚情報の提供が適切に受けられさえすれば、十分に教師としての仕事はできます。実際に視覚障害教師は、日本にも世界各地にも、沢山の事例があり、広範な知識や深い洞察力、生徒に寄り添った強い思いやりと心の絆が評価されて、米国で最優秀教師賞に選ばれた人さえいるくらいです。特に大学教授は、高度な知識や専門性がフルに活かせるだけに、視覚障害教師にとって働きやすい職場だと視覚障害を有する大学教授達は口を揃えて言っています。
  私たちは、心からの願いをこめて、来る3月28日の判決が、障害者に社会参加と働く場を認める前向きなものになることを期待しています。この一年間、私たち山口雪子さんを支える会は、弁護団と協力し、4回の口頭弁論、岡山市と倉敷市での啓発集会、報道機関への働きかけを通して、できる限りの主張を展開してきました。その手ごたえは十分に感じていますし、共生社会の道は必ず開かれると思っています。なぜなら障害者を生かすのか。排除するのか。論争の余地はないからです。現時点では、色々な状況の中で、障害者への理解が思うように進まないこともあるでしょうが、いつかきっと、お互いに理解し合える日がくると信じています。その流れを裏付けるように、支える会の運動の広がりは全国各地に及び、署名も一万二千筆を越えました。この大きな期待に応えるためにも国連障害者権利条約や新法の理念が、単なる絵に描いた餅にならないことを切望しつつ、山口雪子さんの裁判の判決を注視していきたいと思います。
  3月28日(火)には、多くの方々に傍聴に参加していただき、障害者にとって歴史的な意味を持つであろう判決に立ち会っていただきたいと思います。そして、共生社会を願うみなさんの交流の場となることを願っています。
  なお、判決の傍聴から報告会までの詳しい内容については、下記の通りです。
 1、3月28日火曜日、12時50分、岡山地裁の1階ロビー集合。
 2、13時15分より、判決の傍聴。終了後、弁護士会館に移動。
 3、13時40分〜14時30分 記者会見。
 4、14時30分〜16時00分 報告集会。
 5、16時00分 終了・解散。
※傍聴希望の方は、お手数ですが、事前に事務局(重田)までご連絡ください。
 連絡先:重田雅敏
 電話:090-2203-3346
メールアドレス:shigetam@vmail.plala.or.jp 

「ゆっこ通信」NO.11 平成29年3月25日
ご支援いただいている皆様へ
来週3月28日(火)13:15にいよいよ判決をいただきます。
  視覚障害を理由に授業を外されたことへの不服からスタートした裁判でした。学生や卒業生のことを考え、最初は提訴を躊躇しましたが、代理人弁護士を通じての話し合いも非公開の仮処分申請も何の手立てにもならず、昨年3月23日に提訴することとなり、1年が経過しました。
  ここまでの道のり、本当に多くの方々から温かく力強い励ましや力添えをいただきました。労使・障害者差別・教育問題など、いろいろな視点や立場で私の件を受けとめ、多くのエールやアドバイスをいただいて参りました。
  当初、私個人の職場における処遇の問題と提訴したことに迷いがなかったかと言えば嘘になりますが、今は持続可能な社会・共生社会に向けた1歩として背を向けてはならない問題だったんだと考えるようになりました。
  3月28日、どのような判決がいただけるかはわかりませんが、どのようなものであったとしても、しっかり受けとめ、さらなる持続可能な社会・共生社会への道筋にしていけるよう努めて参りたいと心を強くしております。
  ここまでへこたれずに投げ出さずに来られましたのは、ひとえに支えてくださる皆様の存在があればこそ!です。本当にありがとうございます!
  どうか今後も見守っていただき、ご支援賜れれば大変有り難く幸甚に存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
  1年前の今日を振り返り、皆様への言い尽くせない感謝の気持ちをこめて…
ありがとうございます。


「ゆっこ通信」NO.12 平成29年3月29日
 ご支援いただいている皆様へ
 
 いつも温かく力強い励ましやお力添えを賜り、心より厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます。
   昨日 3 月 28 日 13:15 岡山地裁第 202 号法廷にて昨年 3 月 23 日に提訴した裁判の判決をいただきました。年度末の平日にもかかわらず、席数を上回る傍聴の方にお越しいただき、10 名近くの方は法定外で待っていただく状況でした。法廷には原告側として私と弁護団から 6 名の弁護士の先生方が出席しておりましたが、被告側は代理人弁護士も含めて誰もおらず、空席だったそうです。
  3 名の裁判官が入廷し、裁判長より判決主文が読み上げられた後、終了が宣言され、閉廷致しました。入廷できず待機していただいた方々に一刻も早い報告を...と、「全面勝訴」を若手弁護士の方が走って告げに行ってくださいました。
  記者会見・支える会報告会が弁護士会館に場を移して行われ、まずは主文だけではわかりにくい判決内容について、弁護士の先生方から解説をいただきました。
・昨年 3 月 24 日に短大側が命じた「授業を担当せず学科事務のみを行う」「研究室を明け渡す」との指示に従う義務のないことを確認していること
 ・大学教員として行うべき教育・研究活動を平成 28 年度のみに止まらず永続的に妨害しようとする行為は権利乱用の不法行為に当たり、精神的苦痛に対する損害賠償を命じていること
 ・授業担当から外す理由として短大側があげていること(学生の不適切な行動)は大学全体で取り組む問題で有り、今後、山口が授業するために補佐員について等、大学全体で話し合い、合理的な配慮・対応をすることが望ましいと指摘していることから、弁護団として「勝訴」と評価しており障害者が社会参加していくために必要な合理的配慮に踏み込んでいる点は画期的とのお話しでした。
  一方、「授業目録記載の授業を担当する地位(権利)」「指定の研究室を使用する地位(権利)」については仮処分と同様、認められませんでした。この点については学問の自由を保障する大学側の裁量権が認められているものと推察しますし、弁護団の先生方も個別具体的な部分を認めるところまでは制度上困難であるから致し方ないとの見解でした。
  記者の方からの質問に答えた後、引き続き報告会が行われ、限られた時間でしたが、参加くださった方々から励ましや今後に向けての助言等...様々、温かく力強いご支援のメッセージを頂戴致しました。
 以上が簡単ですが、昨日のご報告です。

  判決では私が大学教員として大切にしてきた「学生と共に学び合う授業をすること・教育を基盤として研究活動すること」を認めていただけました。単に職場と自宅の往復では得られない仕事を担っていく中で得られる自分の存在意義を視覚障害であっても求めていって良いとの判断を司法の立場から示していただけたものと本当に心から嬉しく有り難く感じております。
  このような司法判断をいただけたのは、支援くださった皆様のご尽力の賜です。提訴から 1 年を振り返って皆様に送らせていただいたメッセージにも書きましたが、今まで私がへこたれずに来れましたのは本当に皆様がいてくださったからです。裁判傍聴、署名、カンパ、励ましのメッセージ...多くの方々からいろいろな形で支えていただいていることを実感して参りましたからこそ...昨日の判決をいただけたと痛感しております。
  改めまして、心から厚く御礼申し上げます。ありがとうございます!
 そして、教壇復帰に向けては更なる努力が必要なことも明らかとなりました。遠くない未来に学生たちへ「どんな事情があろうとも工夫や周囲の協力によって、自分らしく社会参加し頑張っていける、その証拠が私。だから自分がやり甲斐を持って社会に旅立てるよう、今を頑張りましょう」とメッセージが伝えられるようになりたいと強く願っています。そして持続可能な社会・共生社会の実現が少しずつでも実感できる社会へと発展していく一端を担えたら...と切に願っております。
  今後も皆様に温かく見守っていただき、ご支援・お力添えを賜れれば大変有り難く光栄に存じます。どうかよろしくお願い申し上げます。
  何度書いても申し上げても足りない気持ちでいっぱいです。心をこめて...ありがとうございます。
 
 3月29日  山口雪子 

「ゆっこ通信」NO.13 平成29年4月9日
   こんにちは、お世話になっております。通信No.12配信後は多くの皆様からお祝い・喜び・今後に向けての激励など様々なメッセージが事務局に届いております。皆様のメッセージを拝読する度、改めていただいた判決に喜びを感じますとともに、本当に全国から多くの方々に支えていただいている有り難さを実感しております。心よりお礼申し上げます。ありがとうございます!また、いただいたメッセージに返信できていない失礼を深くお詫び申し上げます…ごめんなさい。
 今週、岡山では桜がほぼ満開になったそうです。でも、この週末は天気が今ひとつで花散らしの雨にならなければ良いが…と心配する声が聞かれました。
 3月28日、岡山地裁で「担当科目を指定しての授業する地位(権利)」「指定研究室を排他的に使用する地位(権利)」は認められなかったものの、短大が私に言い渡した「授業外し・研究室明け渡し」は不当で従う義務がないと結論づけ、大学全体で話し合い合理的配慮をしていくよう諭した判決は、私にとって待ちわびた桜の開花宣言でした。
 これから桜が満開になっていくように、教壇復帰に向けて頑張るのだ…と思っていた中、4月3日、広島高等裁判所岡山支部へ短大が控訴、さらには仮処分決定についても異議申し立てをしたとの報告をいただきました。とても残念で、地裁判決で咲いたと思った桜は幻だったのか、教壇復帰を現実のものとすることは果たしてできるのだろうか…と心の霧が深まっていきそうになりました。
 でも、3月28日に皆様と喜びをわかちあった判決を幻にしてはならないと自分に強く言い聞かせ、必ず教壇に復帰すると固く誓って、短大からの控訴や異議申し立てにもめげずに踏ん張り頑張っていこうと思います。
 せっかく皆様から祝辞をいただきましたのに、まだまだご心配をおかけしてしまいます…申し訳ありません。今後も変わらぬご支援お力添え賜れれば大変有り難く幸甚に存じます。どうかよろしくお願い申し上げます。
いつも本当にありがとうございます。

2017年4月8日 山口雪子


「ゆっこ通信」NO.14 平成29年6月30日
  支える会会員の皆様、ご無沙汰しています。お元気にお過ごしでしょうか?
  以前に温かな励ましのメールをいただいた皆様、本当にありがとうございました。いただいたメールは山口さんにも転送し、事務局一同、勇気付けられております。お一人お一人にお返事を差し上げられておらず、申し訳ありません。
  去る3月28日に岡山地裁から全面勝訴の判決をいただいたのも束の間、4月3日に短大側が控訴し、山口さんが提起した問題は高裁の場へと移り、山口さんの教壇復帰の目処はまだ立たない状態が続いています。現在は高裁での審議日程調整が始まったとのことを伺っており、また裁判日程が確定いたしましたら改めて皆様にご案内申し上げたく思っております。
  さらに会が設立して1年が経過…総会を開く準備も進めており、8月中旬に開催できないか検討中です。こちらに関しましても確定次第、ご案内申し上げます。
  このような裁判も会の活動も準備段階で傍目からは動きがないように感じられてしまう中、第1審を度々傍聴くださった京都大学・嶺重先生から以下のような文章を頂戴いたしました。今回の問題を教育者・研究者として新たなユニークな視点でとらえていると思います。会員皆様にご一読いただければ幸甚です。
どうぞよろしくお願いいたします。

ここから↓
ゆっこ通信原稿 (嶺重 慎)
  はじめまして、嶺重 慎と申します。現在、京都大学で天文学の研究と教育をしています。バリアフリー学習教材(点字版・手話版など)の開発も手がけています。
  以下は、今年5月に高田馬場で開かれた馬場村塾(ばばそんじゅく)で話したことの一部に少し加筆したものです。出席された重田さんから「通信に書いて欲しい」と言われ、筆をとりました。
  昨年11月29日に開かれた口頭弁論を傍聴しました。裁判のことは新聞等の報道に加え「ゆっこ通信」を読み、ある程度知っていましたが、原告側からの主張が多かったので、被告の短大側はどう考えているのか、常々疑問に思っていました。そういう意味で口頭弁論はとてもいい勉強になりました。
  口頭弁論に先立ち、抱いていた私の疑問は、「どこから差別が生まれたか」でした。裁判で短大側は、「(差別でなく)教員としての資質の問題だ」という主張を繰り返していました。「授業中抜け出す学生に気づかなかった」「飲食した学生を注意しなかった」などと。すなわち、「どこから差別が生まれたか」というと、自分(非障害者)の価値観や経験を最優先し、合わない人を排除する思想が原点にあるらしい、と私は受け取りました。
  裁判ではどうしても「障害者の権利擁護」という論点が中心になります。それはもちろん大事なことですが、それだけか?という疑問が沸きます。単に「権利擁護」だけでは、結局、「障害者と非障害者との権力闘争」になりかねないからです。
  別の論点として「非障害学生が障害のある先生から学ぶ意義」をあげたいです。いろいろあるでしょう。単なる「知識教育」でなく「人間教育」という観点での意義です。
  裁判において原告側証人として立たれた石川准さんは、「将来、学生たちが教育の現場にたったとき、障害のあるこどもを受け持つこともあるだろう。そのときのために、障害のある先生から学ぶ経験は大事だ」という趣旨の意見を述べられました。
  また、先日、4しょく会(視覚障害者文化を育てる会)の会合で聴いた山本宗平さん(全盲の大阪府立高校の先生)の話も印象深いものでした。「避難訓練のときどうするの?」と生徒に聴かれた山本先生は、「先生は目が見えないから、連れていってくれ」と生徒に助けてもらったといいます。「生徒は柔軟です」、山本先生はこう付け加えました。これも、単なる「知識教育」を超えた「人間教育」の好例だと思います。
 先に書きましたように、私はバリアフリー教材開発をしています。研究会等でその発表をすると、「変わったことをしていますね」「なぜわざわざそんな特殊なことを・・・」とよく言われます。その発言の裏には「障害者に関わる活動は教育の本筋ではない」「何か特別なこと、普通じゃないこと」という思いがあるのでしょう。
  しかし、本当にそうでしょうか。私はむしろ「特殊性」でなく「普遍性の最前線」と思っています。たとえば、視覚障害者にとって画像ファイルはバリアになりますから、触図(さわる図)や点図を丁寧につくりこむ必要があります。ごまかしがききません。さわることは、目でみることに比べると、時間がかかります。だからその間、脳がずっと働いているわけで、当然、理解は深く、確かなものとなるはずです。そしてそのような学びは、目が見える人にも有用だと思います。
  障害者差別解消法の施行以降、"for"(障害者のために)や"with"(障害者と共に)は増えてきたと思いますが、 "from"(障害者から)はまだまだと思います。そういう意味で、山口先生にあらためてエールを送りたいと思います。
ここまで↑ 

 

「ゆっこ通信」NO.15 平成29年7月17日
  支える会「第二回 総会」開催について
 山口雪子さんを支える会 事務局長 重田雅敏

  豪雨と強い日差しが真夏の到来を予感させる季節となりましたが、会員・支援者のみなさまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
  さて、今年3月28日の岡山地裁での判決では、「原告が全授業につき視覚補助を受けるとともに、被告と協議するなどして、有効、適切な視覚補助の在り方を改善すれば、原告の授業の一部にみられた学生の問題行動については対応可能と認められる」との判断から授業外し・研究室明け渡し命令に従う義務はないと判断し、今後に当たっては、障害者個人の問題とせず、学校あるいは職場全体の課題として合理的配慮を検討していくことが望ましいとの画期的な判決をいただきました。これは、双方が和解して教壇復帰についての話し合いをしなさいという裁判所の意向が示されたものと受け止めて喜んでおりました。
  しかし、残念ながら短大側は、4月3日に広島高等裁判所岡山支部に控訴ならびに仮処分決定に対する異議申し立ての手続きをしました。その後、広島高裁岡山支部における仮処分異議申し立ての審尋にて、担当裁判官からの双方に対する和解の可能性の打診がありましたが、短大側は「教壇には戻さない」と、頑なな態度を示しております。さらに雪子さんに対する孤立化や裁判の長期化によって、本人からの退職申し出を期待するような扱いが強まっているように感じられます。
  山口雪子さんにとって、所属学科教員・学生から距離を置かれ必要な情報を得にくい状態に追い込まれ、長期間にわたり研究室に待機させられていることは、真に気の毒な状況と言わねばなりません。
  未来に活躍する子供たちを教育する保育士・幼稚園教員をめざす岡山短大の学生たちから、せっかくの障害者と接する機会を取り上げ、共生社会を身近に体験できる人間教育の貴重な場を奪うことは、教育的・社会的な大きな損失です。山口雪子さんには、必ず教壇に復帰していただき、学生たちのために、未来の子供たちのために、かけがえのない大切な先生として、ぜひとも活躍していただきたいと願っています。
  このため支える会としましては、控訴審完全勝訴に向けて、引き続き山口雪子さんを支える体制を確認するために、総会を開き、みなさまのご意見を賜りたいと存じます。障害者が生きがいを感じて、生き生きと活躍できる社会の実現を目指して、また、多様な人々が共に助け合いながら暮らせる未来を子供たちへ手渡すために、みなさまからの更なるお力添えをいただければ、幸甚に存じます。
  つきましては、下記の通り山口雪子さんを支える会「第二回 総会」を開催しますので、ご案内申し上げます。なお、控訴審につきましては9月12日(火)15時〜初回期日と伺っています。これにつきましては、総会における今後の方針を踏まえて、後日改めてご案内いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

 記

 第二回 山口雪子さんを支える会総会のご案内
 1、日時 8月12日(土) 14時30分受付開始 15時00分 総会開会(約30分程度を予定しております。) また、総会終了後、山口雪子さんを囲んで茶話会を開き、参加された皆様との意見交換の場をもちたいと思います。閉会は16時30分の予定です。
 2、場所 倉敷市社会福祉協議会 分室 JR倉敷駅南口前 倉敷西ビル8階
 3、参加資格 支える会世話人及び会員ご氏名・住所・メールアドレス・電話番号をご連絡いただければ、すぐに入会できます。会費はありません。
 4、総会の次第
  @総会の成立に関する報告 事務局長
  A代表挨拶
  B山口雪子さんからの挨拶
  C活動報告 事務局
  D会計報告 会計
  E会計監査報告 会計監査
  F活動方針 事務局
  G来賓挨拶 支える会顧問 及び 構成団体代表
  H閉会挨拶 副代表
  総会終了後、支える会からのお願い 事務局
 5、参加申し込み先、ご意見送付先、問い合わせ先
      豊かな共生社会を子供たちへ…
     山口雪子さんを支える会 事務局 

 

「ゆっこ通信」NO.16 平成29年7月30日
   残暑お見舞い申し上げます。事務局長の重田です。
  セミの鳴き声も一段と激しく、夏本番となりましたが、支援者・会員のみなさまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。どうぞ暑さ対策を十分にしていただき、暑さに負けぬようご自愛ください。
  9月12日(火)には、控訴審の第1回口頭弁論(初回期日)が広島高裁岡山支部でありますので、傍聴していただけるとありがたいです。詳しくは、期日が近づきましたらご案内申し上げます。
  さて前回、支援弁護MLと頑張れゆっ子通信でご案内させていただいた通り、8月12日の15時から16時30分まで、倉敷駅前の倉敷西ビル8階の社会福祉協議会分室において、第2回支える会総会を開催いたします。つきましては、事前にみなさまに活動報告と活動計画、会計報告の内容をお知らせし、ご意見を賜りたいと思います。
  また、ぜひ総会に参加していただき、支援者・会員の交流を図る機会となれば、幸いに存じます。なお、活動報告ならびに活動方針については以下に示し、会計報告につきましては、添付させていただきますので、ご参照ください。
 〈初年度(2016年度)活動報告(2016年5月31日?2017年5月31日)〉
??2016年
 5月30日
 文部科学省にインターネット署名ならびに点字・墨字署名を要請文とともに提出。視覚障害大学教授を招いて、文科省記者クラブにて記者会見。
 5月31日
 岡山地裁202法廷にて第1回口頭弁論傍聴。その後、弁護士会館にて設立集会を開催し、山口雪子さんを支える会を設立。世話人10名を選出。
 7月26日
 岡山地裁202法廷にて第2回 口頭弁論の後、岡山NPO会館内ゆうあいセンター会議室で報告集会を開催。
 9月13日
 岡山地裁202法廷にて第3回口頭弁論の後、岡山県視覚障害者センター会議室で報告集会を開催。
 10月10日
 国際交流センター8階多目的室(岡山市)で講演会ならびにワークショップを開催。
 講師 大胡田誠氏 竹内昌彦氏、岡山県ネイチャーゲームリーダー
主催協力: 岡山県シェアリングネイチャー協会
 10月11日
 岡山地裁202法廷にて第4回口頭弁論を傍聴後、岡山NPO会館内ゆうあいセンター会議室で報告集会を開催
 11月27日
くらしき健康福祉プラザ5階プラザホール(倉敷市)で講演会およびあいサポーター研修会を開催
 講師 新井淑則氏、岡山県保健福祉部 障害福祉課 障害福祉企画班
 主催協力: 倉敷市視覚障害者協会
 11月29日
 岡山地裁202法廷にて第5回口頭弁論(証人尋問)傍聴後、岡山NPO会館内ゆうあいセンター会議室で報告集会を開催。
 原告側証人として、石川 准氏(静岡県立大学教授・視覚障害当事者)、藤原 幸蔵氏(補佐員)が証言。
 被告側からは、岡山短期大学教授3名と学長が証言。
??2017年
 3月27日
 仮処分の決定通知を受諾。
 3月28日
 岡山地裁202法廷にて判決言い渡しを傍聴、入りきれなかった会員たちは「全面勝訴」の判決を急ぎ報告に走った若手弁護士より聞く。その後、弁護士会館にて報告集会開催。
 4月3日
 短大側が広島高等裁判所岡山支部に控訴ならびに仮処分決定への異議申し立て。
 会員数 246名
ゆっこ通信発行数:16回(今回の発信を含め)
 *全国ほぼ全ての視覚障害団体が賛同人に登録。
 署名数
インターネット署名 2,141筆
 点字・はがき・署名用紙による署名 約10,500筆
 情報発信方法: ホームページ、フェイスブックの開設・運営および講演会などにおけるチラシ配布
 報道関連:
 記事掲載・・・点字毎日、点字ジャーナル、障害と人権、毎日新聞、朝日新聞、山陽新聞、他
テレビ・ラジオ放映・・・KSB、RSK、NHK、他
 *上記以外に、ブログや雑誌などでも取り上げられています。

 〈今年度(2017年度)活動計画(2017年6月1日?2018年5月31日)〉
 (1)控訴審を傍聴し、報告集会を開催。
 *2017年9月12日、控訴審 第1階口頭弁論。
 (2)「頑張れゆっこ通信」の発行ならびに支える会ホームページ・フェイスブックの活用。
 *ゆっこ通信やHP・FBを通じて、活動支援のためのカンパお願い。
 (3)署名の提出
 * 昨年5月末の文科省要請時の署名提出後に集まった約7千筆の署名を届ける。(具体化に向けて検討中)
 (4)会員の拡大と報道機関へのアピール
*控訴審の勝訴目指して、共に頑張りましょう。
◎上記、活動報告ならびに計画へのご意見や総会に関しましての連絡、問い合わせは以下へお願いします。
 豊かな共生社会を子供たちへ・・・山口雪子さんを支える会 
 事務局メールアドレス: yukiko-sasae@outlook.jp
事務局長 重田雅敏:  090-2203-3346 

「ゆっこ通信」NO.17 平成29年8月20日
  豊かな共生社会を子どもたちへ…山口雪子さんを支える会会員の皆様
事務局長 重田 雅敏
  皆様、お盆休暇はいかがお過ごしだったでしょうか。
  去る8月12日は、ご多忙の中、第2回総会に足を運んでくださり、誠にありがとうございました。顧問1名、世話人7名を含む27名の出席をいただき、無事に総会を開催・終了いたしました。
  総会では代表、山口さん本人の挨拶の後、昨年度の活動報告、今後の活動方針、会計および監査報告をしそれぞれの内容について出席者の承認をいただきました。顧問からお言葉を頂戴し、最後に副代表からの挨拶で総会を終了しました。その後の茶話会では出席いただいた方々からメッセージを頂戴しました。限られた時間ではありましたが、豊かな共生社会を子どもたちへ…との会の名にふさわしい力強く確かな歩みを感じることができたと思っています。なお、総会の様子については後日、HPなどでも紹介していく予定です。
  総会前に【がんばれゆっこ通信】やHPでお知らせしていましたように、活動方針のひとつ、昨年5月30日以降に届いた署名を文部科学省に提出してきます。また、控訴審初回期日は9月12日と確定しています。以下のご案内を参照いただき、多くの方々に傍聴いただきたく、よろしくお願いいたします。
  3月28日の全面勝訴判決、4月3日の短大側控訴からようやく9月に入って控訴審が動き出します。これまで同様、変わらぬご支援を賜りたく、どうぞよろしくお願い申しあげます。
 〈控訴審初回期日傍聴のご案内〉
 日時: 平成29年9月12日(火)15時〜(集合:14時30分、裁判所1階ロビー)
 場所: 広島高等裁判所岡山支部202法廷
 予定(時間は多少前後する場合がありますので、予めご了承ください):
 14:30 広島高等裁判所岡山支部(=岡山地方裁判所)1階ロビー集合
       入廷行動→202法廷へ
15:00 控訴審初回期日(審議時間15〜30分程度)
       閉廷後は弁護士会館へ移動 
 15:40 記者会見&支える会報告会(1時間〜1時間半程度を予定)
       終了・解散
☆傍聴くださる方は下記へ9月6日(水)までに、ご連絡お願いします。
  支える会事務局: yukiko-sasae@outlook.jp<mailto:yukiko-sasae@outlook.jp>

「ゆっこ通信」NO.18 平成29年9月9日
   ご支援くださっている皆様へ…お世話になります、山口雪子です。
  台風18号が季節を進め、岡山もすっかり秋らしくなりました。有難いことに私の地域は何事もありませんでしたが、沿岸部でははじめての避難勧告が出て、心穏やかではいられない先週末でした。皆様のところはいかがだったでしょうか。大事なく過ごされていますことを、ただただ願っております。
  さて、新聞やテレビで報道いただき、既にご存知かとも思います。遅くなりまして申し訳なく思っておりますが、9月12日控訴審初回期日(進行協議)について報告申しあげます。
  9月12日までの経緯を簡単にお話しますと、短大側は第1審判決(3月28日)を不服として控訴していますが、同時に仮処分決定(3月27日)にも異議申立てをしています。この仮処分異議申立てについては既に4月11日、岡山地方裁判所で一度審議され、5月31日に「仮処分決定に変更なし」との通知が出ました。短大側はさらに広島高等裁判所岡山支部に5月31日決定内容を不服として保全抗告をしました。控訴審(本訴)も保全抗告も広島高等裁判所岡山支部所属の同じ3名の裁判官が担当するということで、今回(9月12日)は同時間に本訴と保全抗告審議が行われました。保全抗告は非公開審議です。本訴は口頭弁論(公開)と進行協議(非公開)といずれかの審議スタイルを裁判官が決められるそうで、9月12日は進行協議(非公開)を選ばれました。本訴だけは口頭弁論(公開)と信じ込んでいたため、期日間際になって非公開とわかり、傍聴予定くださった皆様・傍聴呼びかけをしてくださった方々には多大なるご迷惑をおかけいたしました。ごめんなさい。
  9月12日は代理人弁護士の先生方、兄たちと審議控え室で裁判長から呼ばれるのを待っていました。審議開始時間になっても呼ばれず、最初は別々に呼ばれて話を聞かれるとの説明でした。しばらく待っていると審議室に来るよう連絡がありましたが、代理人弁護士のみとのことで私は兄たちと待機を続けました。30分ほど経ったでしょうか…弁護士の先生方が控え室に戻って来られました。審議の様子を伺うと、裁判長は和解での解決を検討している、当方としては「教壇復帰」の条件が約束されなければ和解の話はできないと伝え、裁判長も「わかった」と答えた、との説明をいただきました。また和解を進めるにあたり、非公開審議にし、代理人弁護士による話し合いが適切だろう、と裁判所側が考えているようだ、とも伺いました。弁護士の先生方からのお話を聞いていましたら、再度審議室に入るようにとの連絡がありました。水谷弁護士が当事者本人も入室して良いか尋ね、許可が出、私も入室させていただきました。裁判長から「本件の解決には労働訴訟判決では限界があると考えており、和解による解決が一番と思っている。教壇復帰に向けて、(山口側からは)問題ないことを文科省から確認したことを示すものが出ているが一方からだけなので、短大側にも文科省に確認するよう求めている。短大側からの報告を受けて、次の段階へ進めたいと考えており、今後も非公開の審議で行う予定である。」との説明をいただき、10月6日までに短大側に文科省確認結果の提出を指示し、第2回進行協議(10月12日14:30)・第3回進行協議(10月31日14:00)を決めて閉廷となりました。兄たちが待っている控え室に戻り、状況を簡単に報告し、支える会報告会に行くため、裁判所を後にしました。
  16:00開始でご案内していましたが、裁判所を出たのが16:10頃でしたので、報告会会場に到着しますと、既に出席いただいている方々の自己紹介が終了したところでした。直前になって傍聴できず報告会のみ…との連絡でご迷惑をおかけしておりましたから、数名の方に来ていただけるだけで有難いと思っておりましたのに、多数の方にご出席いただいていて本当に嬉しく心強く感じました。予想以上に報道の方も来てくださっていて、有難かったです。報告会では森岡弁護士から3月28日判決後から今日までの簡単な経過報告、水谷弁護士から広島高等裁判所岡山支部での審議、今後の方向性について話していただきました。元々、授業に戻るためにスタートした裁判だから、教壇に戻れるのであれば和解もあり得る、ただし和解を理由に時間稼ぎは許さない、相手側に和解に向かう動きがなければ裁判所として直ちに判決を出してほしいとも伝え、裁判長も年内には結論を出したい旨を述べていた、との弁護士の先生方のお話を報告会で皆さんと一緒に聞くことができて本当に嬉しかったです。最後に竹内先生から温かな励ましをご挨拶として頂戴し、無事に報告会は終了いたしました。
  裁判所が考えてくださっているような和解が実現するかどうかはわかりません。ただ本件が労使問題だけでなく、教育や共生社会に係る問題も含まれており、私の大学教員としての尊厳が回復されないと問題の解決にはならないと裁判所が理解してくださっていることが感じられ、有難く思いました。さらに9月4日の文科省訪問でも、伺った私たちの話にじっくり耳を傾け、最後に「文科省は差別は決して許さない」との力強い言葉を私たちにくださり、心強く頼もしく感じました。一緒に文科省に行ってくださった大胡田弁護士は「司法だけでなく、行政からも問題解決に向けた働きかけが必要である。これからの社会のためにも、より良い方向へ進んでいくように多くの人々が関心を持って見守っていく必要がある。」と、繰り返し発言くださり、またその発言を皆が頷きながら聞かれている様子を感じて、言葉では言い尽くせない、嬉しい感謝の気持ちでいっぱいになりました。
  今後どのようになっていくかは見当もつきませんが、焦らず諦めずありのままの私で、とにかく教壇復帰を目指して頑張っていきます。これまでへこたれずに来られましたのも、ひとえに支えてくださっている皆様のお力の賜です。なかなか皆様のご心配を払拭できず申し訳なく思いますが、今後ともどうかよろしくお願い申しあげます。
 言い尽くせない感謝の気持ちを込めて…ありがとうございます! 

「ゆっこ通信」NO.19(その1) 平成29年11月1日
いつも温かいご支援をいただきまして、ありがとうございます。
山口雪子さんを支える会事務局長の重田雅敏です。
 二つの台風が通り過ぎ、影響が広範囲にわたってあったようですが、みなさま台風
の被害などなかったでしょうか。また一段と寒くなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、前回は和解に向けた進行協議になるということで、急遽傍聴がなくなりご迷惑をおかけしましたが、残念なことに短大側は、頑なに和解を拒み、和解の可能性はなくなりました。ということで、高裁での審議が始まることとなりました。
 つきましては、11月21日(火)の15時より、30分程度、広島高等裁判所岡山支部(法廷は地裁と異なる部屋ですが、同じ裁判所2階の大きな部屋です)において口頭弁論が行われます。傍聴もありますので、支援者の皆様の傍聴へのご参加をぜひ、お願い申し上げます。
 高裁での初めての口頭弁論ですので、皆様にたくさん来ていただき、今回の訴えが、山口雪子さんの問題に止まらず、障害者の人権や社会参加の保障、共生社会
の実現という大きな意義がある裁判であることを示していただきたいと思います。
また、入廷行動や報告集会も行いますので、こちらへのご参加も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 以下、当日の日程と内容です。
日時 11月21日(火)
14時30分 岡山地裁1階玄関ロビー集合
   参加者確認・あいさつ・入廷行動など
14時50分 入室
15時00分 口頭弁論開始
   書面のやり取りのみになると思われます。
15時30分 口頭弁論終了予定
   その後、弁護士会館へ移動、弁護団と山口さん本人は保全抗告審尋(非公 
   開)に出廷するため、後から弁護士会館に来ます。
16時00分 口頭弁論報告会開始(記者会見と同時並行となります。)
 @開会あいさつ(司会)
 A弁護団からの報告
 B雪子さんの挨拶
 C参加者からの質問や感想
 新たな高裁での裁判が始まりますので、皆さんからの励ましの言葉をお願いします。
 D会計より
 E今後の支援の確認と参加者へのお礼
 F閉会挨拶(司会)
17時00分頃の終了を予定しております。
ここまでです。
ご参加いただける方は下記アドレスまでご連絡ください。
事務局メールアドレス:yukiko-sasae@outlook.jp
今後とも、ご理解ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

「ゆっこ通信」NO.19(その2) 平成29年11月15日
  和解の話は残念ながらなくなり、高裁での控訴審が始まります。
 是非とも傍聴に来ていただき、共生社会を願う世論を示してください。
 共生社会を子供たちへ…山口雪子さんを支える会 事務局長 重田雅敏
  立冬も過ぎ、冬支度を本格的に始める候となりましたが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。皆様方には、日頃より山口雪子さんへの励ましと支援をいただき、心より御礼申し上げます。
  さて、山口雪子さんの広島高等裁判所岡山支部での控訴審では、裁判所の勧告の下、なんとか教壇復帰の道筋を開こうと和解協議が検討されました。しかしながら、被告側の岡山短期大学原田博史学長兼理事長は、全く和解に応ずる意思がなく、裁判所から求められた事項について応じた様子もなく、ただ、教壇復帰はさせないと頑なに拒み続け、結果、和解協議は断念せざるを得ませんでした。
  「見えないから授業はできない」「障害者には授業はさせない」「視力がないのだから教員としての能力はない」「単なるクレーマーだ」などというような裏付けのない岡山短期大学側の一方的な主張が、裁判でまかり通ってしまえば、共生社会も、 多様な人たちが活躍できる社会も、決して実現できません。私たちは、ただただ基本的人権、人としての尊厳を回復したい…そのための法の下の平等、公平な社会、合理的配慮を求めているだけです。
  乳幼児の心身発達を支える保育士や幼稚園教諭の養成課程である岡山短期大学において、このような障害者差別や障害者排除がまかり通っていることに、多くの教育関係者からも、岡山短期大学側の教育姿勢やコンプライアンスに対して、深い疑念と危惧する声が挙がっています。
  つきましては、11月21日(火)15時からの口頭弁論には、是非、多くの人に参加していただきたく、心よりお願い申し上げます。本件は事業主である岡山短期大学と教員(労働者)である山口さんとの労使・就労問題という面だけでなく、大学における教育の在り方や障害者差別解消が現実のものとなるかが問われている裁判です。岡山短期大学がしている障害者に対する不公平な処遇について、是非、皆様の参加で、それが人権侵害であり、社会的不利益であることを示していただければ幸いに存じます。
  以下、口頭弁論当日の日程です。
 期日 11月21日(火)
14時30分 広島高等裁判所岡山支部(岡山地方裁判所と同じ)1階ロビー集合
  参加者確認・あいさつ・入廷行動
 14時50分 201法廷に入廷
 15時00分 口頭弁論開始
  30分程度で終了予定です。
 15時30分 報告会場に移動 休憩
  報告会の会場は、弁護士会館です。
 16時00分 口頭弁論報告会開始(記者会見の後に始めます。)
  @開会あいさつ(司会 岡崎起恵子さん)
 A弁護団からの報告 水谷 賢 弁護士
  B山口雪子さんの挨拶
  C参加者からの質問や感想
   新たな高裁での裁判が始まりますので、皆様からの励ましの言葉をお願いいたします。
  D会計より 山口雷太さん
 E今後の支援のお願い 事務局長 重田雅敏
  Fまとめと参加者へのお礼 副代表 川崎和代さん
 G閉会挨拶(司会 岡崎起恵子さん)
17時00分頃の終了を予定しております。
ご参加いただける方は下記アドレスまでご連絡ください。
 事務局メールアドレス:yukiko-sasae@outlook.jp
以上、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。 

「ゆっこ通信」NO.20 平成29年11月23日
  「ゆっこ通信」を受け取られている皆様へ
 いつもご支援ありがとうございます。山口雪子です。
  昨日(11月21日)は第1回口頭弁論が広島高等裁判所岡山支部201法廷にて15時から行われました。平日のお忙しい中にも関わらず、40名を超す傍聴の方々にご参集賜り、メディアが取材する中、裁判所前を皆様と行進して入廷させていただきました。
  9月12日に裁判長から和解の方針が示され、短大側に授業復帰できない理由とする教員資格について文部科学省に問い合わせするよう指示が出ました。短大側が文科省への確認をしたかどうかは定かではありませんが、10月12日に短大側が教壇復帰は決して認めないとの態度が確認され、裁判官は和解について断念との判断を下しました。
  昨日の口頭弁論は裁判所が和解を断念してはじめての公開での審議でした。今までに提出された書面の確認と今後の審議日程相談・決定と短い時間ではありましたが、次回期日を決めるにあたり、裁判長が「傍聴の方も多くいらっしゃるから、今日と同じ時間がいいでしょうね」と傍聴されている方々へ配慮した発言をされていました。また複数のメディアが口頭弁論後の報告会終了まで取材してくださり、関心を持ってくださっていることが感じられました。
  裁判所の対応も、メディアの方々の熱心さも、ひとえに傍聴にお越しくださった方、日頃よりご支援くださっている皆様の存在があってこそです。単なる一労働者が雇用主に文句をつけている、そんな風に捉えられていたら、裁判所もメディアも今のような対応はしていただけなかったと思っております。
  口頭弁論前日、私は所用で東京に行っての帰り道の車中で、男性の方から声をかけていただきました。視覚障害者が1人で移動していることに感心されていた様子でしたが、お話をさせていただいているうちに、「お嬢さんが片方の聴力がないこと、子どもの頃にそれがわかった際に親として何が悪かったのだろうかと嘆き自責したこと、でも、お嬢さんが『お父さんのせいじゃないでしょ』と言い、学校に受かるかどうかはわからないが看護師を目指して頑張っていること」などを話してくださいました。偶然の出会いではありましたが、私は彼の中に両親を感じていました。私の両親も私の視覚障害をとても心配して、親元を離れて暮らす私に「いつでも戻って来い、お前1人くらい養える」と口癖のように言っていました。そんな両親を悲しませないように安心してもらうように、自分らしく頑張っている姿を見せようと私は今の仕事を精一杯頑張ってきました。そんな親への思いを思い出す素晴らしい出来事でした…両親は既に他界していますが、両親が心配しないよう「雪子は自分らしく今を頑張っているんだね」って笑顔になってもらえるよう、必ずこの問題を解決しようと思います。そして誰もが大切に思う人がその人らしく人生を歩んでいると喜べる社会になってもらいたいと強く願います。
  障害にかかわらず、どんな事情を抱えた人もそれぞれが持つ特性を活かし自分らしく社会参加し、やり甲斐を持って生活していける…そんな共生社会を目指していきます。私の抱えた問題の解決が、そんな共生社会に近づく一歩になれば、と願っていますし、私のように自分自身ではどうにもならない障害・事情を理由に人としての尊厳を踏みにじられるような人が今後決して出てこないよう願い祈っています。
  次回の口頭弁論は、2月1日15時〜です。解決までにはまだまだ時間を要し、皆様にはご心配ばかりで申し訳なく思いますが、今後もへこたれずに諦めずに踏ん張り頑張って参りますので、変わらぬご支援お力添えを賜りたく、どうぞよろしくお願いいたします。
  皆様への感謝は言葉では言い尽くせません…本当にいつもありがとうございます!
 2017年11月22日 山口雪子 

「ゆっこ通信」NO.21 平成29年12月15日
 「2月1日に結審する見通しです。ぜひ傍聴に参加してください」

 豊かな共生社会を子供たちへ・・・山口雪子さんを支える会
 
事務局長 重田雅敏

  師走のお忙しい中、支援者の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
  先日の口頭弁論では、多数の皆様に傍聴に参加していただき、誠にありがとうございました。お陰様で、マスコミの報道にも取り上げられ、報告会も無事終了することが出来ました。
  さて、次回の口頭弁論は、年明けの2018年2月1日(木)15時00分開廷となります。前回同様、14時30分に集合し、傍聴後には報告会も予定しております。高等裁判所での審理は、これで結審する見通しですので、皆様のお力添えを賜りたく、傍聴への御参加をお願い申し上げます。

     記

 次回、口頭弁論の日程
 1、期日 2018年 2月1日(木)
2、場所 広島高等裁判所 岡山支部 岡山地裁内 2階201法廷
 3、主な日程
 14時30分 岡山地裁1階ロビー集合 参加者確認・あいさつ・入廷行動
 14時50分 2階201法廷に入廷
 15時00分 口頭弁論開始・傍聴 双方の主張書面を確認し、30分程度で終了予定です。
 15時30分 報告会会場へ移動開始。会場は、地裁最寄りの岡山NPO会館2階ゆうあいセンター研修室(50名定員)です。
 15時50分 ゆうあいセンター2階研修室にて、報告会開始
@開会あいさつ 司会
A口頭弁論報告 水谷弁護士・弁護団各位
B山口雪子さんよりあいさつ
C報道陣からの質疑応答
D参加者からの質問や感想
E支える会からのお願い
Fまとめと謝辞
G閉会あいさつ 司会
 16時50分 終了予定
※ご参加いただける方は、事前に下記アドレスまでご連絡ください。
 事務局メールアドレス:yukiko-sasae@outlook.jp 

「ゆっこ通信」NO.22 平成30年1月25日
   支える会会員の皆様、山口雪子です。
  2018年がスタートしてもうすぐ1ヶ月経とうとしていますが皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。関東地方に4年ぶりの20cmを超す積雪があったりと自分ではどうしようもない自然の驚異で困難に遭われている方も少なくないのでは、と危惧しております。どうぞ皆様、お気をつけてお大事にお過ごしください。
   自分1人ではどうしようもできない困難に皆様のお力添えをいただきながら立ち向かい始めて、もうすぐ丸2年になろうとしています。司法の場だけでなく、昨日(1月22日)は厚生労働省障害者雇用対策課を代理人弁護士である水谷先生・清水先生や支える会事務局長の重田さんたちと訪問させていただき、行政側からの支援もいただけないか控訴審終了を見据えて相談して参りました。係争中の案件とのことから具体的な提案は行政側からはいただけませんでしたが、今後につながる一歩にはなったかと思っております。
   厚生労働省の訪問を終えて強く感じましたのは、やはり皆様からのご支援・お力添えが重要という改めての皆様のご尽力への感謝です。皆様が本件に関心を寄せてくださり、周囲の方々に伝え、多くの方々が私に起きた問題は障害者差別であること、差別をなくし共生社会への一歩となるよう私の教壇復帰を願ってくださることこそが、真の解決へとつながっていくと確信しております。裁判傍聴、署名活動、カンパやインターネット上の報道記事のシェアなど様々な形でご支援くださっていることに本当に心より厚く御礼申しあげます。
   来る2月1日15時から控訴審第2回口頭弁論があります。以下に事務局より案内された当日の大まかなスケジュールを貼り付けておりますので、ご都合のつく方は傍聴にご足労いただけると大変有り難く幸甚です。また傍聴参加が難しい方も、ぜひ関心を寄せていただき、ニュース報道などチェックいただけると光栄に存じますし、記事のシェアや「いいね」ボタンから本件をまだ知らない方々に広めていただければ、とても有難く幸甚に存じます。
   障害の有無にかかわらず、どんな事情を抱えた人も自分らしく社会参加し活躍する、そんな共生社会を確立したい、そのためにもなんとしてでも教壇に戻りたい、との思いは微塵も変わりません。焦らず諦めず精一杯、今できることを頑張って参ります。私自身ができることは限りがあります。でも皆様のご支援お力添えがあれば私1人ではできないことが実際できていることを痛感しております。持続可能な社会、共生社会の確立を目指して、今後ともどうかよろしくお願い申しあげます。
 言い尽くせない感謝をこめて、本当にありがとうございます!
山口 雪子

 〈控訴審第2回口頭弁論ご案内〉
 集合日時; 2月1日(木) 14時30分
 場所;  広島高等裁判所岡山支部(岡山地方裁判所と同じ)1階ロビー集合
14時30分〜14時50分 参加者確認・挨拶・入廷行動
14時50分 201法廷に入廷
15時00分〜15時30分(終了予定) 第2回口頭弁論
15時30分〜15時45分 報告会場(ゆうあいセンター2階研修室*)に移動、休憩
  *きらめきプラザ(岡山NPO会館)2階です。
15時45分〜16時50分(終了予定) 口頭弁論報告会(記者会見と同時進行、次第は下記の通り)
  1.  @ 開会(司会)
  2.  A 弁護団からの報告
  3.  B 山口雪子 挨拶
  4.  C 支える会代表 挨拶
  5.  D 報道関係者からの質疑応答
  6.  E 参加者各位からの意見・感想
  7.  F 支える会からのお願い
  8.  G まとめ挨拶、参加者への謝辞
  9.  H 閉会(司会)
☆裁判傍聴、報告会への参加をご予定くださる方は、支える会事務局までご連絡ください。
 支える会事務局: yukiko-sasae@outlook.jp 


「ゆっこ通信」NO.23 平成30年2月2日
  支える会会員の皆様
お世話になっております、山口雪子です。

  昨日(2月1日)15時より、広島高等裁判所岡山支部201法廷にて控訴審第2回口頭弁論が開かれ、43名の方が傍聴に駆けつけてくださいました。法廷に入りきれずに待機される方々もいらっしゃる中で控訴審は結審となり、判決言い渡しは、3月29日(木)13時30分と決定いたしました。裁判は時間がかかるものと控訴審審議が年度をまたぐ可能性も覚悟しなくては、と自分に言い聞かせてきたので、年度内に判決がいただけるとのことに、まずは安堵しています。ひとえに皆様のご支援ご尽力の賜と心より感謝申し上げます。
  昨日は朝から雪交じりの冷たい雨が降り続き、足下も悪く寒さ厳しい印象でした。しかしながら、裁判所に到着する頃には雨が上がり、傍聴に駆けつけてくださった皆様と入廷行動する時には温かな日射しさえ感じるまでになりました。どのような判決がいただけるか、教壇にいつ戻れるのか、先行き心配なことは尽きませんが、皆様のご支援お力添えによって必ず昨日の天候が示してくれたように明るい未来へとたどり着けると信じています。教壇復帰の道のりはまだまだ続きますが、諦めずへこたれずに取り組んで参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
  3月29日の判決言い渡しにつきましては、報告会会場などの手配が整いましたら、改めてご案内いたします。皆様とともに控訴審判決をいただきたいと願っております。ご都合よろしい方は、ご足労いただけると大変有り難く幸甚です。ご検討どうぞよろしくお願いいたします。
  甚だ簡単で恐縮ですが、取り急ぎ昨日のご報告と御礼にて失礼をご容赦ください。いつも本当にありがとうございます!

 2018年2月2日 山口雪子 

「ゆっこ通信」NO.24 平成30年2月28日
 平成30年3月29日高裁判決の傍聴と報告会のご案内

 豊かな共生社会を子供たちへ… 山口雪子さんを支える会
 
事務局長 重田 雅敏

  障害者差別解消法と改正障害者雇用促進法が施行されて、もう2年が経とうとしています。まさにその記念すべき平成28年4月1日の施行当日から、山口雪子さんは、視覚障害を理由に教壇から外され、学生に教える機会を奪われました。そんな事態をなんとか避けたいと、やむを得ず始めた裁判も、地裁から高裁へと2年間の審理が続き、いよいよ3月29日には、待望の高裁判決が示されることとなりました。当然ながら、新法施行から2年という節目に当たり、その真価が問われる判決として、障害者の期待と、社会の注目を集めています。
  判決文の中で、どこまで司法がこの新法を加味してくれるのか。
 判決後に行政は、どこまで新法を生かし実効ある対応をしてくれるのか。
  障害を理由に不当な待遇や処分を受けて、社会的な救済を求めている障害者が多数いる中で、3月29日の判決は、どんな意義を持つのでしょうか。ぜひ傍聴や報告会に参加していただき、一緒に考え、今後の動向を見守っていただきたいと思います。そして障害者を含め全ての人が安心して活躍できる社会になるように、ぜひ力をお貸しください。

 以下、判決当日の日程と内容です。
1.控訴審判決
(1)日時: 平成30年3月29日(木) 13時30分開廷(判決言い渡しは通常15分程度)
(2)場所: 広島高等裁判所岡山支部2階201号法廷
(3)傍聴前後の日程:
@13時00分 広島高等裁判所岡山支部(岡山地方裁判所)1階ロビー集合(参加者確認、資料配付、挨拶)
A13時15分 入廷行動(裁判所前を行進、そのまま皆で入廷)
B13時20分〜25分 2階201号法廷に入廷
  *満席で入廷できない場合は恐れ入りますが1階ロビーで待機くださいます様お願いいたします。
C13時30分 開廷、判決言い渡し、閉廷後は速やかに退廷
D13時45分〜14時00分 きらめきプラザ6階岡山県男女共同参画推進センター会議室へ移動
2.記者会見および支える会報告会
(1)日時: 平成30年3月29日(木) 14時15分〜15時15分
(2)場所: きらめきプラザ6階 岡山県男女共同参画推進センター会議室
(3)次第: 14時15分開始 司会 支える会事務局長 重田 雅敏
@弁護団より報告 水谷 賢弁護団長・森岡 佑貴弁護士・大胡田 誠弁護士・他
A山口 雪子さんからの挨拶
B報道関係者からの質疑
C代表挨拶 支える会代表 新納 泉
D支援団体挨拶
 岡山県視覚障害者協会会長 片岡 美佐子
 岡山県視覚障害者友の会会長 岡崎 起恵子
E参加者の方々からのコメント
F会計報告 支える会会計 山口 雷太
G顧問挨拶 支える会顧問 竹内 昌彦
H閉会挨拶 支える会副代表 川ア 和代
15時15分 閉会・解散
◎判決の傍聴と報告会への参加をご予定くださる方は、支える会事務局までご連絡ください。
 豊かな共生社会を子どもたちへ…山口雪子さんを支える会
 事務局:yukiko-sasae@outlook.jp

「ゆっこ通信」NO.25 平成30年3月19日
  ご支援くださっている皆様へ
 初夏を思わせるほどの温かな日もあれば、冬に逆戻りの日もあり、春の訪れを確実に感じつつも冬がまだ去っていないことも痛感させられる日々が続いています。皆様、いかがお過ごしでしょうか?日々の寒暖差に体調を崩されたりしていないでしょうか?年度末の忙しさも加わり、体調管理が難しい時期かとは思いますが、どうぞ皆様がご自愛いただき心身健やかにお過ごしくださいますようにと願い祈っております。
  既に支える会事務局長の重田さんより案内いただいてます通り、来る3月29日13時30分、広島高等裁判所岡山支部201法廷にて控訴審判決をいただきます。昨年3月28日の岡山地裁でいただいた第1審判決と同様、視覚障害による授業外し・職務変更は無効との判決であると信じています。そして、支えてくださっている皆様とともに判決をいただいた後は、冬から春へ…共生社会を目指す歩みとして教壇復帰を現実のものへとしていきたいと思っています。そのためには3月29日以降、何をすべきなのか、今はどんな心づもり・準備が必要なのか…そんなことに思いを巡らせていました。
  ところが今の気候のように春への移行を妨げ冬の勢力で占めようとする力が働いているようです。3月13日朝、「非違行為による調査を行う、調査委員会の聞き取りに出席しない場合は職務命令違反として処分対象とする」との指示が突然届きました。「非違行為」の意味が分からず辞書を引いたところ「非法違法な行為」とのこと、どんな法に従わない行為をしたのだろうか?と調査対象とされる非違行為について確認したところ、有給休暇を使って出かけた講義で話題提供者として話をしたこと、および、ボランティア団体の代表に就任していること、の2点でした。いずれも当法人(短大)の許可を得ずに行った、というところが「非違行為」になるらしいのですが、なぜそのような判断になるのかが皆目わかりません。確かに専任教員は就業規則で副業は禁じられていますが、ただ一度、有休で話題提供に出かけた行為が副業に当たるのでしょうか?役員報酬も何もない市民サークルのような団体の代表をすることが副業なのでしょうか?考えれば考えるほど、憂鬱な気分になり、溜息ばかりが出てきます。
  憂鬱な溜息ばかり、と書きますと、ご心配をおかけしてしまいますが、上記の件については、現在、弁護士の先生方に対応を検討いただいておりますので、ご安心ください。先生方のご判断・ご指示に従って、冬将軍に決して屈するものか、と心を強くしております。とはいえ、皆様にはまた新たなご心配の種をつくってしまったことには違いなく、この件がどうなったかについては後日改めてご報告させていただきます。
  障害の有無にかかわらず、どんな事情を抱えていても、その人自身が自分らしく社会参加し頑張れる…そんな共生社会を確立したいと、そのための一助にわずかでもなれば、と願い、2016年3月23日提訴から第1審、控訴審と取り組んで参りました。冬将軍が春の訪れを実感し、共生社会の1歩、教壇復帰を認めるまでには、まだまだ時間を要するのかもしれません。道のりの長さを思うと、心折れたくもなりますが、季節は確実に変化し温かな穏やかな春は来ると、いつか必ず教壇に戻り共生社会へ着実に歩んでいけると、皆様のご支援やお力添えによって確信できます。ご心配をおかけしてばかりで恐縮ではありますが、今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
  3月29日裁判傍聴・報告会に参加くださる皆様、どうぞ道中お気を付けてお越しください。ご都合により参加叶わない方々からも、励ましやカンパなど様々な形でご支援をいただいており、感謝に絶えません。皆様とともに決して諦めることなく、何があってもへこたれずに頑張って参ります。
  言葉では言い尽くせない感謝の気持ちをこめて、本当にいつもありがとうございます!
 2018年3月17日 山口 雪子 
以上、宜しくお願い申し上げます。 

「ゆっこ通信」NO.26 平成30年3月31日
   皆様、いつもご支援お力添えをありがとうございます。山口雪子です。
  昨日(平成30年3月29日)13時30分、広島高等裁判所岡山支部にて控訴審判決をいただきました。年度末のお忙しい時期にもかかわらず東京や埼玉、徳島など岡山県外からもご足労を賜り、法廷に入りきれない60名を超す方々が集まってくださいました。
  裁判長が言い渡す判決内容は、すぐには理解できず、報告会での弁護団の先生方の説明を伺って、ようやく勝訴とわかり、安堵致しました。基本的には昨年3月28日に岡山地方裁判所でいただいた第1審判決と変わらず、大学側自治を保障する法律や、これまでの労働問題訴訟の判例などから、「授業する権利」「研究室を使用する権利」については却下をされましたが、
・「視覚障害ではなく教員能力がないために授業担当できない」との岡山短期大学側主張を学生アンケート結果を基に明確に否定したこと
 ・第1審では「望ましい」とされた合理的配慮を「すべき」と強く求める表現になっていること
 ・短大側が移動先とするキャリア支援室は「研究室として不適」と結論づけ、研究室明け渡しそのものが不当と判断していること
 などの踏み込んだ内容があり、授業外し・研究室明け渡し命令が違法不当であると第1審より明確に示す判決となっています。
  短大側は判決言い渡しに代理人弁護士も含め出廷していませんでしたので、判決内容の吟味、上告するかどうかの判断はこれからではないかと思います。どのような対応をしてくるのかは油断できませんし、上告しなかったとしても、すぐに授業復帰できるとは考えにくいですから、教壇復帰に向けた道のりはまだまだ続くのだろうと覚悟しています。
  皆様のご支援お力添えで、何とか控訴審も勝訴できました。きっと教壇に戻れると、皆様と一緒であれば信じることができますし、諦めることなく頑張って行けます。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
  甚だ簡単ではありますが、取り急ぎ控訴審判決のご報告と御礼にて失礼ご容赦ください。いつも本当にありがとうございます。
 2018年3月30日 山口 雪子 

「ゆっこ通信」NO.27 平成30年4月11日
   ご支援くださる皆様、お世話になっています。山口雪子です。
  今日(4月10日)20時45分から始まるNHK岡山局の地方ニュースを聴いていましたところ、「岡山短期大学が第2審判決を不服として最高裁に昨日付で上告」との報道がありました。3月29日の勝訴報告で皆様へのご心配を少しでも軽くできたかも…と嬉しく思っていましたが、残念な状況にまたなってしまいました。
  再び皆様にご心配をおかけしてしまうことを、申し訳なく思いますし、何より教育現場として岡山短期大学の現状が残念で嘆かわしくて仕方ありません。
  教壇復帰の道のりは上告を受けて、ますます長く遠くなるのかもしれませんが、あきらめずへこたれずに取り組んで参りますので、今後ともご支援お力添え賜りたく、どうかよろしくお願いいたします。
  本当に残念なご連絡でごめんなさい。
いつもありがとうございます。皆様のご支援に心から感謝しています!
山口 雪子 

「ゆっこ通信」NO.28 平成30年6月29日
  〈ご挨拶〉
  支える会会員のみなさま、お変わりありませんか。3月29日の控訴審判決から、3か月が経過しました。岡山短大は最高裁に上告したとのことですが、まだ最高裁の動きは伝わってきません。いましばらく動きを注視することになりそうです。
  さて、支える会は、2年あまり前の2016年5月31日に発足していますが、会則では総会を「原則年1回開く」と規定しており、「総会にて監査報告を行う」とされています。そこで本来ですと総会を開くべき時期にきていますが、総会を開催するには多額の交通費を支払わねばならない世話人もおられ、非常に負担が大きくなります。つきましては、やや変則的ですが、世話人での協議のうえ、「ゆっこ通信」によって現状を報告し、会計報告と会計監査報告について、ご了解をいただきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。
 2018年6月29日       代表 新納 泉

 〈がんばれゆっこ通信No.28〉 「6月末時点の、現状報告」
 
山口雪子さんを支える会 事務局長 重田雅敏

  支える会のみなさん、重田です。梅雨の季節となり、雨の日と真夏のような暑い日が繰り返されておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。町や駅などで、親切に応対してくれる人や職員が増えてきたと感じる一方で、最近のニュースでは、いじめや虐待、そして誘拐など子供が被害者となる、悲しい事件が多く聞かれます。弱い立場の人だけでなく、社会全体の人々のためにも、人権意識が問われているのではないでしょうか。豊かな共生社会の基本には、人権尊重の精神が必要なのです。負の再生産が繰り返されないように、教育現場でのいじめや差別をなくしていくことこそが、何よりも大切で、その意味でも、山口雪子さんの思いを支援していくことは、大きな意義があると確信します。
  さて、地裁、高裁と勝訴し、岡山短大の職務命令が不当なものと認められ、さらに「合理的な配慮をすべき」との判断が示されましたが、去る4月9日、岡山短大側はこれを受け入れず、最高裁に上告しました。どのような上告理由を出してくるのかと、短大側の上告理由書の提出期限である5月末をかたずをのんで待っていましたが、いまだ、その内容については、全く把握できておりません。短大側の上告理由を弁護団の方々にお尋ねしているところですが、なんと最高裁には、上告理由書を、こちら原告側に通知する仕組みがないとのことでした。そのため目下、弁護団から最高裁に短大側の上告理由を教えて欲しいと要望しているところです。いまだその理由書の内容が、いつ知らされるのか見通しが持てず、支える会のみなさまに、具体的なご報告ができないことを残念に感じております。短大側の上告理由書が入手し次第、ご報告いたしますので、もうしばらくおまちいただきたいと思います。
  そろそろ短大側が上告してから3か月になります。上告理由さえ分れば、最高裁の審理の内容や見通しもある程度掴めるのではないかと思います。支援者の皆様には、引き続き、粘り強いご支援を賜りたく、お願い申し上げます。
  なお、支える会の会計については、会計担当の山口雷太さんより、昨年度(2017年6月〜2018年5月)の報告が出され、監査も受けております。 

「ゆっこ通信」NO.29 平成30年9月5日
  「がんばれゆっこ通信」の最新号をお届けします。
 第一部が支える会代表の新納泉氏の言葉、第二部が裁判に関する現状報告となっております。

 「雪子さん、日本科学者会議岡山支部例会で報告」
  9月3日の夕刻、岡山大学理学部本館で、山口雪子さんが「障害者の立場から『共生社会』を考える」と題して報告をしてくださいました。日本科学者会議は、全国の科学者の団体で、岡山支部では定期的に「よもやま話の会」を開催しています。岡山大学は、雪子さんが博士号を取得するために研究を続けた母校です。
  雪子さんが目の症状に気づいた小学生のころから話が始まり、いったんは仕事につきながらも、いずれ博士号が身を助けるのではないかと考えて進路を見直したことなどが紹介されました。その後の、岡山短期大学に採用された経緯や、裁判にいたる動きが説明され、参加者は短大側の理不尽な対応に驚かされました。そうした経緯を踏まえて、雪子さんの考える「共生社会」の確立への道筋が力強く語られ、多くの参加者の共感を得ることができました。
  会は岡山大学職員組合の共催で、学術運動の経験が豊富な参加者も多く、労働組合の力で雪子さんを支えることが不十分な現状や、運動の方向性についての議論が活発にかわされ、あらゆる機会を通じて支援をしていきたいという声があがっていました。
(新納 泉)

 〈裁判に関する現状〉
  今年3月29日に広島高等裁判所岡山支部より勝訴判決が出て、喜びも束の間、4月9日に岡山短期大学(岡短)が最高裁に上告したことは既にご存知かと想います。その後、どうなったのか…と、ご心配いただいているかと想います。何もお伝えできず、誠に申し訳ありません。結論から申しますと「最高裁の動きが何もわからず、ただただ棄却されることを信じ願い、待っている」という状況です。
  上告手続きは、まず上告理由書を高裁に提出し、高裁で最高裁に送付するか否かを審査するそうです。この審査は最高裁の審議条件である「憲法違反」「これまでの判例と異なる判断」という理由(文言)があるかどうかといった体裁面だけだそうです。体裁的に問題なければ高裁から最高裁に送られ、最高裁は棄却するか審議するかを検討するそうで、審議することになってはじめて上告された側の弁論が求められるのだそうです。
  岡短側の上告に関する書面を最高裁が高裁から受理したとの通知が、代理人弁護士に7月上旬に届き、上告理由書の閲覧を求めたところ、7月下旬に上告理由書が届きました。理由書の内容は第1審・第2審で岡短が主張したことと変わりなく、「憲法違反」とか「判例にそぐわない」というような表現はありますが、内容的に新たなものはないと感じています。最高裁から、いつ・どのような判断が示されるかは現時点ではわかりません。わかり次第、速やかに皆様へご報告したいと想っております。
 以上です。

  今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。いつもありがとうございます!
支える会事務局一同 

「ゆっこ通信」NO.30 平成30年11月22日
  障害者雇用水増し問題や障害者統一採用試験に想う、山口雪子さん裁判の意義
山口雪子さんを支える会事務局長 重田雅敏

  秋も深まって参りましたが、支える会の皆様、いかがお過ごしでしょうか。山口雪子さんの最高裁での裁判については、いまだ何の判断も示されず、待機状態が続いております。一方、世の中の動きは大きく変化し、耳を疑うほどの障害者雇用促進事業の逆行や混乱が報道されています。ご存知の通り、8月末ごろから発覚して、大きく報道された障害者雇用水増し問題は、10月22日に国の第三者検証委員会の報告が出されました。それによれば、中央省庁全体で、これまで約6800名を雇用していると発表していたにもかかわらず、6月時点で国の33の行政機関のうち28機関が、障害者として算入できない計3700人(実数)を不正にカウント。このうち、約2600人は算入に必要な障害者手帳を持っておらず、病気や疾患もなかった。退職者も91人おり、うち3人が死亡していた、とショッキングな結果でした。障害者の雇用数も雇用率も半分に修正されてしまいました。雇用促進法が軌道に乗り始め、雇用率も徐々に伸びて、これからは量から質の問題にシフトしていかなければならないと考えていた矢先に、制度の根幹を揺るがす不祥事に、ただ茫然とするばかりです。この不祥事を改善すべく、政府は、約4000名の障害者雇用が必要なところを、当面1500名規模の採用試験を実施すると発表しました。しかし、数合わせがいかに実体のないものになってしまうかは、これまでの経緯を考えれば明らかです。労働環境の改善や、人権侵害の是正、合理的配慮など、もっと、具体的な支援のシステムを作らないと、数的にも質的にも、障害者雇用は前進できないと思います。今こそ、障害者差別解消法の理念をしっかり受け止めて、共生社会を前進させなければなりません。これまで、山口雪子さんが、地裁や高裁で勝ち取ってきた、ごく当然の判決を社会に示し、このような水増し問題の不祥事や、山口雪子さんと同じような境遇の障害者が二度と出ないように、私たち支える会も頑張っていきたいと思います。厚労省も深く反省と、報道機関で公言していますので、反省がただの批判回避のポーズになってしまわないように、しっかり山口雪子さんの状況を伝えて、一緒に改善の道筋を探っていきたいと思います。今後とも、支える会へのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 

「ゆっこ通信」NO.31 平成30年11月30日
  皆様、お世話になっております。山口雪子です。
  今年4月に短大が最高裁へ上告してから、裁判のほうはどうなったか皆目わからずにおりましたが、本日(11月29日)、上告棄却との決定が11月27日付けで出たとの知らせを代理人弁護士の先生より電話でいただきました。状況がわからず、ご心配ばかりおかけしていましたが、皆様に良い結果の報告ができますこと、心より安堵し嬉しく思っています。ありがとうございます。
  ここまで何とかたどり着けましたのは、ひとえに支えてくださる皆様のお陰です。私一人の身勝手な要求かと、悩んだ日々もありましたが、共生社会に向けた大事な道のりだと皆様に教えていただきました。言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
  今後は教壇復帰に向けて新たな取り組みを始めて行くことになると思います。まだまだ問題解決まで時間はかかるかと思いますが、皆様からのご支援を力に必ず教壇復帰を果たすと決意を強くし、頑張ります。ご心配をかけてしまう状況が今後も続くかと思うと申し訳なく感じますが、諦めずへこたれずに取り組んで参りますので、これからもどうかよろしくお願い申し上げます。
  取り急ぎ、ご報告とお礼のみの用件にて失礼をご容赦ください。いつも本当にありがとうございます!
山口 雪子 

「ゆっこ通信」勝訴確定報告会御案内特別号 平成30年12月4日
  岡山と東京で、勝訴確定の報告集会を開催します
 支える会事務局長 重田雅敏

  先日、山口雪子さんより報告がありましたように、最高裁での上告棄却により、高裁での勝訴判決が、司法の最終的な判断として確定しました。これもひとえに支える会の皆様、支援いただいたすべての皆様のお陰と、心より感謝しております。会員の皆様からは激励のメッセージを多数お寄せいただきありがとうございました。山口雪子さんはもとより、事務局メンバーで共有させていただき、一同励まされております。
  つきましては、報告集会を次のとおり開催いたしますので、年末のお忙しい時とは存じますが、ぜひ、ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

 岡山報告会 12月15日(土) 15時00分〜17時00分
きらめきプラザ6階 (6階の会議室は、1か所です。)
岡山県男女共同参画推進センター(ウィズセンター)
 岡山市北区南方2−13−1
 問い合わせ先 電話086−235−3307(代)
 岡山駅から徒歩15分 タクシーで5分。

 東京報告会 12月16日(日) 14時00分〜16時00分
 全国障害者総合福祉センター 戸山サンライズ 1階 小会議室
 東京都新宿区戸山1−22−1 
 問い合わせ先 電話 03−3204−3611
 大江戸線 若松河田駅より徒歩10分 東西線早稲田駅より徒歩15分
 JR高田馬場や新大久保駅より、タクシーで10分。

  報告会では、これまでのご支援に感謝するとともに、裁判の内容を報告し、今後の取り組みについて、見通しと方針をご説明いたします。お集まりいただいた支援者の皆様から、ご感想やご意見をお聞かせいただければ、幸いに存じます。
  司法としての最終判断では、岡山短期大学側の処分は無効であること、合理的配慮を実行すべきことを求めておりますが、今後頼りとすべき行政の対応には、障害者雇用数の水増し問題でも明らかなように、前途多難な状況が予想されます。4月からの教壇復帰を実現するためには、支える会の迅速な対応が急務となっておりますので、皆様の一層のお力添えを、心よりお願い申し上げます。

 勝訴確定報告会の内容
 1、これまでの裁判の取り組みと、勝訴の意義 弁護団長 水谷 賢 弁護士
 2、支援者へのお礼と今後の取り組みへの決意 原告 山口雪子 岡山短期大学准教授
 3、各支援団体からのご挨拶
 4、報道関係者との質疑応答
 5、参加者からのご感想、ご意見
 6、岡山短期大学への教壇復帰要請文の提案と採択
 7、支える会事務局からのお願い 事務局より
会場には、直接お越しいただければ幸いです。多数の方々のご参加をお待ちしております。

「ゆっこ通信」NO.32 平成30年12月20日
   支える会の皆様へ
 いつも温かく力強いご支援お力添え、ありがとうございます。山口雪子です。
  12月15日(土)岡山、16日(日)東京と最高裁決定を受けての報告会を開かせていただきました。急に計画した年末の忙しい週末にも関わらず、岡山・約50人、東京・約70人の方々にご参加いただきました。岡山会場では兵庫・大阪から、東京会場では栃木や静岡といった遠路から駆けつけてくださった方もいらして、言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。
  報告会では上告棄却、第二審判決の確定という勝訴報告とともに、その後の動きとして、教壇復帰に向けた協議申し入れに対する短大側の回答の紹介も、代理人弁護士の先生よりいただきました。短大側からの「授業編成は教授会によって決定する」「保育者養成課程の教員としてパスしない」といった回答内容に、最高裁決定は何のためにあるのだろうか…との会場の皆様のご心痛が伝わってきました。このような「教壇復帰」にはほど遠いという現状で、勝訴報告会のはずなのに…と、申し訳なくて仕方なかったのですが、皆様からは裁判の意義や労い、今後の対策提案や激励をたくさん頂戴し、とても有難く嬉しく感じています。
  報告会で採択いただいた要請文は、17日(月)午後、厚生労働省と文部科学省に届けて参りました。行政として、できることとできないことがある…とのお話の中にも、要請内容に真摯に耳を傾け、対応を検討くださっている様子が窺えました。行政の方々のこのような対応も、ひとえにご支援・力添えくださる皆様のお陰と感じています。多くの方々に関心を持っていただき、心を寄せていただけているからこそ…と思います。
  まだまだ教壇復帰へは道半ばの現状ですが、共生社会の一歩と信じて今後もへこたれずに頑張ります。
 皆様にはご心配を引き続きかけてしまいますが、どうか今後ともよろしくお願い申しあげます。
  言葉では言い尽くせない、心からの感謝をこめて…ありがとうございます!
 
 2018年12月18日  山口 雪子 

「ゆっこ通信新年のごあいさつ 平成31年1月1日
  支える会の会員の皆様
 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
いつも温かく力強いご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。

  昨年は皆様のお力添えのお陰様で、最高裁より上告棄却の決定をいただき、司法の場での決着がつき、短大側のおこなった授業外し・研究室明け渡し命令は、視覚障害差別による違法・不当なものであり、従う義務のないことが確定いたしました。
  上告棄却を受けての岡山・東京での報告会へは、師走のお忙しい時期にもかかわらず、両会場あわせて約120名のご参加を賜りました。都合でお越しいただけなかった方々からも多くのメッセージをいただき、皆様への感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。本当にありがとうございます。
  報告会で、弁護団長の水谷先生よりお話がありました通り、司法の場では勝訴確定となりましたが、具体的な教壇復帰の道筋はできていません。支える会からは短大宛て・行政(厚生労働省・文部科学省)宛ての要請文を提出いただき、弁護団からは短大教授会構成員などへのお願い文を送付いただいています。
  新たな年がはじまり、要請やお願いを踏まえての検討が行われることを願い、現時点では授業編成を担うとされた教授会の動きを静観しているところです。2019年は干支のイノシシのように教壇復帰に向けてまっしぐらに走って行けるのかどうかはわかりません。
  まだまだ行き先をふさぐ岩や倒木が出てくるかと覚悟しています。でも、どんな障害物があろうとも、目指す道は共生社会…誰もが自分らしく社会参加し活躍する社会と信じて、走れなくても、小さな1歩でも前進していこうと思います。
  皆様におかれましては、なかなか解決しない状況に歯がゆさ・ご心配を感じさせてしまい申し訳なく思いますが、今後もどうかご支援、そしてお力添えくださいますよう、お願い申し上げます。多くの方に本件の現状を知っていただき、関心を寄せて注視いただくことが、何よりの問題解決・共生社会への確実な歩みになると信じています。どうぞよろしくお願いいたします。
  新たな年が皆様にとって良き年となりますよう、皆様のご多幸ご健勝ご活躍を心より祈念しています。いつも本当にありがとうございます!
 2019年元日 山口 雪子 

「ゆっこ通信」NO.33 平成31年2月1日
  支える会の会員皆様へ
 いつも温かく心強い励ましをありがとうございます。山口雪子です。
  もうすぐ節分を迎え、短大の状況はどうなっているのか、少しは良い方向に行きそうなのか…と気に病んでいる方もおられるかと思い、現状報告させていただきます。
  昨年12月の報告会で、短大側は代理人弁護士からの協議申し入れには応じず、1月中旬の教授会にて次年度授業編成の決定をする旨の回答があったことをお伝え致しました。支える会がまとめてくださり、報告会で皆様に採択いただいた短大・文部科学省・厚生労働省宛要請文は、それぞれ提出させていただきました。また弁護団からは教授会構成員および学校法人の監事の方々に「司法判断に基づく適切な対応」をお願いする書面を送付いたしました。
  年が明け、1月中旬になりましても短大より何の連絡もなかったため、改めて弁護団より「次年度授業編成がどうなったのか」等の質問書を送りましたところ、短大代理人弁護士を通じて「活字業績から、全員一致で、授業担当がないことを決定した」との回答書が届きました。この回答書を踏まえ、弁護団は「原田学園における障害者差別について」との書面を作成、1月30日に文部科学省および厚生労働省へ質問書と回答書とあわせて提出をいたしました。これらの状況については、報道機関へも伝え、広く関心を持っていただくようお願いもしています。
  以上が1月末日までの状況報告です。年末の報告会からほとんど進展がなく、情けない申し訳ない心持ちです。なんとか良い方向に進むよう努力していきますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
  それから、先日(1月27日)NHK「視覚障害ナビラジオ」にゲストとして呼んでいただき、裁判のことや教壇復帰にかける思いなどを話して参りました。弁護団長の水谷先生のコメントや全盲で弁護士の大胡田先生の適切なコメントもあり、経緯から現状までわかりやすい番組になっているかと思います。
NHK第2ラジオ、2月10日(日)19:30〜20:00(再放送2月17日(日)7:30〜8:00)
もし、よろしかったらお聴きください。再放送終了後は、番組HPからも聴けるそうです。
  私のように障害を理由に排除される人が出てこないような社会にしていくために、誰もが認め合い支え合う社会を担うための教育環境を整えていくためにも、へこたれてはいられないと覚悟しています。皆様にはまだまだご心配をおかけしますが、今後も見守っていただき、お力添えいただければ有難く幸甚です。どうかよろしくお願いいたします。
  いつも本当にありがとうございます。
 2019年2月1日  山口雪子 

「ゆっこ通信」NO.34 平成31年2月27日
  支える会の皆様へ
 こんにちは、もうすぐ年度末で気忙しい日々を過ごされているかと思います。
  先日はNHKラジオ第2「視覚障害ナビラジオ」をお聴きくださり、誠にありがとうございました。放送後に会員になってくださった方や、短大に抗議・私へ励ましの電話をくださる方、新たにカンパくださる方などなど、様々な力強い支援をいただきました。本当にありがとうございます。
  放送後から今までの状況を報告いたしますと、昨日(2月25日)14:30岡山労働局を代理人弁護士の先生2名と私の3人で訪問し、調停申請書を提出して参りました。対応くださった労働局の方からは、申請書の内容から私へのヒアリングを行い、申請書を受理するかどうか判断すること、受理された後は短大にヒアリングをし調停の可否を判断すること、調停にあたっては3名の調停員(弁護士1名、特定社会保険労務士2名)が2〜3回調停の場を設けることを、今後の流れとして説明いただきました。弁護士の先生から「調停にどの程度、時間を要するのか」との質問があり、職員の方は「特に期限は決まっていないが、裁判より時間をかけずに解決を図るという趣旨や、他の労働問題については3ヶ月程度との目安があることから、準じた対応をしていきたいと考えている」とのお答えをいただきました。
  労働局から弁護士の先生の事務所に場所を移して、15:30からは記者会見を行いました。記者会見には出られないから…と労働局前で待たれていた記者の方を含めると約20名の方に足を運んでいただいたかと思います。記者会見では、まず弁護団長の水谷先生より本日の労働局訪問や訪問に至るまでの経緯などが説明され、続いて私から今の心境などを話させていただきました。県内の夕方のニュースで複数のテレビ局が報道してくださったようで、友人から「ニュースみた」との連絡をいただきました。その中で、NHK岡山はウェブニュースにもなっているからとリンク先アドレスを教えてくださった方がいらしたので、以下に貼り付けます。よろしかったら、ご覧ください。
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20190225/4020002314.html  
さらに、田中圭太郎さんと言われるジャーナリストの方に取材をいただいて、講談社ウェブマガジン「現代ビジネス」に、田中さんの執筆で私の件が記事になっています。
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/60020  
あわせて、皆様に読んでいただけたらとても嬉しく有難く思います。よろしくお願いいたします。
  最近、気づいたことなのですが、そもそも裁判を起こす気などなかった私が提訴した理由は「学生たちに嘘をつきたくない」という思いからでした。持続可能な社会を目指すために目の前の問題から逃げずに取り組むことの大切さを伝えていた私が、この障害者差別・排除という問題から目を背けるわけにはいかない…という気持ちからでした。この気持ちは今でも変わらないのですが、もう1つ私の中にある気持ちに最近になって気づきました。それは「親を安心させたいと思う子ども心」です。いろいろ暗いニュースはありますが、基本的に子どものことを案じない親はいないと思います。特に障害や病気を持って生まれた子どもの親はなおさらかと思います。「自分が健常な状態で生んでやれなかったばっかりに…」と自責の念が強いように感じます。私の両親は既に他界していますが、年老いてからもなお時々帰省した私に「お前1人くらいは養える」と言っていました。私は自立して生活できていると親に安心してもらいたくて、就職を機会に実家を飛び出して今まで頑張ってきたように思います。それが視力がなくなったからと仕事を取り上げられて排除された…と泣いていたら、親はどんなに嘆き自責し苦しむのだろうかと考えると胸が締め付けられ心が痛みます。昨日も記者さんから「諦めようと思ったことはありませんか?」と率直な質問をいただいた時に、頭の中で母が言葉も出ずに涙をすーっと流している顔が突然浮かびました。母にこんな涙を流させたくない…それはきっと私だけの思いではなくて、障害や病気など何かしらの事情を抱える子どもたち全ての願いなんじゃないだろうか、と考えています。子を思う親の心配がなくなることはないのでしょうが、それでも子どもの頑張りを微笑んで見守れる…子どもは子どもでどんな障害や病気があっても自分らしく頑張っているから安心してねって言える社会にしたい…そう願わずにはいられません。この願いを叶えたいと、私の中で私の子ども心が叫んでいます。
  障害に関わらず、どんな事情があっても自分らしく社会参加し活躍する共生社会、どんな障害や病気に見舞われても明るい未来を親子で描いていけるような社会が築かれますよう切望しています。共生社会実現に向けて何が必要か…考えるきっかけに私の件がわずかでも役立てばとても有難く光栄に思います。
  皆様に関心を寄せていただき、応援いただいていることは全て共生社会の確立という私の願いを力強く支え、確かなものへと導いてくださっていると感じています。まだまだ問題解決には時間がかかりますが、へこたれずに取り組んで参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  皆様の温かく心強いご支援には言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。本当にいつもありがとうございます。
 2019年2月26日 山口 雪子 

「ゆっこ通信」今回の問題がテレビ番組で放送されます!! 平成31年4月4日
   いつも、温かく力強いご支援・お力添えありがとうございます。山口雪子です。
 昨日、一昨日と桜も驚くような強風と寒さでしたが、皆様のところは大事なかったで
 しょうか。季節の変わり目、年度替わりでお疲れも溜まりやすいかと思います。どう
 ぞご自愛怠らないようにお過ごしください。
  岡山短期大学は4月1日が入学式でした。入学式を終えて、新年度がスタートしたタ
 イミングでの現状や心境について、OHK(岡山放送)の方が取材をしてくださいまし
 た。取材した内容は、
★4月5日(金) 18:14〜19:00の「OHK LIVE NEWS 614」で放送される予定だそうです。よろしければ、ご覧ください。正門前でのインタビューだけでなく、水谷先生の事務所に伺った時の様子なども取材いただき、今までの記者会見の様子などとはまた違う視点での放送内容になっているのではないかと思います。特に取材くださったキャスターの方は聴覚障害の方への情報アクセシビリティ向上のために手話での放送など、共生社会に向けた積極的な取り組みをされている方なので、私の問題をどのように感じられたか、短大へも取材したいと話されていましたし、どう報じられるか楽しみにしています。昨年度3月の岡山労働局への調停申請に関しましては、まだ具体的な動きとはなっておりません。致し方ありませんが、労働局も年度替わりの人事異動などがあった様子で、今から改めてスタートという気持ちで取り組む必要があるかと思っています。何か動きが出てきましたら、報告させていただきます。
  ご心配ばかりで恐縮ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
山口雪子 

「ゆっこ通信」NO.35 平成31年4月11日
  支える会会員の皆様へ
 こんにちは、山口雪子です。各地で桜満開との情報が流れていますね。職場でもウグイスの鳴き声がだんだんと長く上手になっていくのがきこえ、春の訪れを実感しています。
  いつも春の日だまりのような優しく温かなご支援・お力添え、本当にありがとうございます。授業を外されて4年目の春となりましたが、皆様の励ましでへこたれることなく、日々を過ごすことができています。先日、ご案内させていただきました4月5日(金)放送の「OHK LIVE NEWS 614」について、取材くださった記者さんのご好意で「個人的に録画したものを知人・友人など限られた範囲であれば提供してもいいでしょう」とのお言葉をいただきました。OHK受信ができない皆様にみていただけたら…と思い、友人にテレビ画面をスマホで撮影してもらい、以下に保存しています。保存期間は2019年5月6日までみたいです。スマホでの録画ですし、保存操作を私がしているという怪しさで、きちんとみていただけるのか何とも言えませんが、もしよろしければ、みてやってください。よろしくお願いいたします。
 (再生期限が過ぎてしまいました!!ごめんなさい!!)
  春になったとはいえ、寒の戻りや強風・黄砂など体調を崩しやすい要因は様々あるかと思います。皆様、どうぞご自愛怠らず、心身お元気でお過ごしください。私にとっての職場の現状は新年度が来ても冬のまま…との印象ですが、それでも通勤途中の鳥の声や日だまりに「必ず春は来る」と信じることができています。鳥の声に皆様からの励ましを日だまりの温かさに皆様のご支援を実感できているからです。ありがとうございます!
  岡山労働局による調停の動きなどでてきましたら、また改めて報告致します。今後ともどうぞよろしくお願いいたします! 
 2019年4月9日 山口雪子 

「ゆっこ通信」NO.36 令和元年6月22日
     支える会の皆様へ
 こんにちは、お世話になっております…山口雪子です。
  前回の通信を事務局から送っていただいた後、少しご無沙汰になってしまいました。ご容赦ください。2月に岡山労働局を訪問し、3月に調停申請したのですが、年度替わりの人事異動による担当者変更もあり、同局から何の応答もなくて、皆様にご報告することが見当たらずにいました。そんな何の動きもなかった5月…徳島県立富岡西高校の「人権啓発講演会」に講師として招いていただきました。今までも皆さんの前でお話しさせていただくことはありましたが、富岡西高校は文武両道の進学校、全校生徒さんは700名弱、教職員の方は60名ほどおられるとのお話で…こんな大勢の人の前で話をするなんてはじめて!とドキドキの体験となりました。
  とても真面目な生徒さんばかりで、すれ違えば元気に生徒さんのほうから挨拶をしてくれましたし、私のつたない話をメモをとりながら熱心に耳を傾けていてくれたそうです。このように招いていただき、聴いていただいただけでも有難く光栄なことでしたのに…先日、生徒さんからの感想が届きました。補佐員の方に支援いただいて、生徒さんの感想文を読みました。また徳島県立富岡西高校のホームページにも紹介されているとの情報に、早速、HPへアクセスして5月16日にアップされていた講演会報告を見させていただきました。HPには生徒さんの感想が一部抜粋という形で掲載されていますので、もし良かったら、ご覧ください。

  感想のページはこちら!!   

 HPの感想で感じていただけると思いますが、生徒さんは本当に、つたない私の話をしっかり受け取り、伝えたい本質をきちんと理解してくれていると思います。また、いただいた感想文にも共通していることですが、気づいたこと・理解したことを今後に活かしていきたいとの意思表明が全員の感想文の中に書かれていました。さらには、私の話を大人になった時に子どもたちへ伝えたいとコメントを寄せてくれている生徒さんもいて…きっと彼女・彼らが、私が思い描く共生社会を現実のものへと導いてくれる、次世代へとつなげていってくれると、とても嬉しく、感動しました。
  短大は相変わらずな状況で、何をやっても改善は見込めない…と、心がふさぐ時も正直ありますが、生徒さんたちの感想文のお陰で、やっぱり諦めず問題解決を目指す態度と行動を貫こうと力をいただきました。貴重な機会をくださった徳島県立富岡西高校の皆様には心から厚く御礼申しあげます…本当に私自身が一番励まされ、力をいただいたと実感しています。ありがとうございました!
  最近は動きもなく、あまり良い報せもなく、という状況でしたが…講演会に招いていただいて、とても幸せな喜びを感じることができ、皆様にご報告したいと思いました。動きのない、と申していました岡山労働局からも「3名の調停員を選定し、調停期日を今後確定する予定」との通知があったと、今日、代理人弁護士の先生から伺いました。次の通信では、調停の進行状況をお伝えできるかな…と期待しています。

  なかなか問題解決に向かう様子が見えてこず、ご心配ばかりおかけしていますが、皆様からの励まし・支えを大切に、今後も諦めずへこたれずに取り組んで参りますので、どうかよろしくお願いいたします。
  梅雨とは思えない雨の降り方や経験したことのないような暑さ…と過ごしにくく、心配が多い時期になってきたかと思います。皆様が大事なく、心身お健やかに過ごされていることを願い、祈っています。
  いつも本当にありがとうございます。
 2019年6月17日  山口 雪子 

「ゆっこ通信」NO.37 令和元年8月1日
     支える会会員の皆様
  猛暑お見舞い申しあげます。
  いつも大変お世話になっております、山口雪子です。

  今年の梅雨は明けるのが、とても遅かったですね…。梅雨寒が続いていたところに、いきなりの酷暑で体調など崩されていないでしょうか?皆様が梅雨寒や猛暑で体調を崩されることなく、健やかに過ごされているよう願っております。
  さて、ご心配をおかけしています私の件については、ようやく岡山労働局による調停がスタートしました。調停の内容は非公開とのことで、詳細は現時点ではお伝えできません、ご容赦ください。合理的配慮を求める調停が今後、良い方向へ進みますよう、期待し祈っております。現時点で何もお伝えできず恐縮ですが、折を見て、必ずご報告いたしますので、皆様へ良い報告ができますよう、願い見守っていただければ大変有り難く幸甚です。どうぞよろしくお願いいたします。
  話は変わりますが、依頼をいただき、『人権21』という隔月刊誌に、3号にわたり、原稿を書かせていただきました。その原稿を別刷りとして100部ほどいただいています。墨字印刷で、点字やテキストデータにはなっていなく申し訳ありませんが、もし、読んでみたいと思われる方がおられましたら、別刷りをお送りしますので、下記参照の上、メールください。
 送付先メールアドレス: yukiko@owc.ac.jp
メール件名: 別刷り希望
メール本文: 「宛名(氏名)」「送付先住所および郵便番号」
 *職場や所属団体への送付を希望される場合は、宛先不明とならないよう、名称やビル名など宛先の詳細をご教示いただけると助かります。ご好意でいただいた別刷りのため、数に限りがあり、先着順となってしまいますが、手元にある分はご連絡いただいた方に送らせていただきます。
  これから夏本番…厳しい暑さが続くと思います。どうぞ皆様、お体を大切にお過ごしください。
  皆様のご多幸ご健勝を心より祈念しております。また、調停につきましては後日報告させていただきます。秋か年内には何かしらご報告ができるかと期待しております…しばしお待ちいただければ幸いです。
  今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
 2019年7月31日 山口 雪子

「ゆっこ通信」NO.38 令和元年12月17日
支える会会員の皆様
 師走も半ばを過ぎて、お忙しくお過ごしかと思います。こんにちは…山口雪子です。ご無沙汰をしてしまい、誠に申し訳ありません。いつも、ご支援お力添えに感謝しております。
 昨年11月の最高裁決定後、代理人弁護士による協議申し入れに応じず、授業復帰を認めない岡山短期大学に対して、岡山労働局に合理的配慮を求める調停申請をしておりました。調停は非公開とするよう求められておりましたので、今まで何もお伝えすることができず、本当に心苦しく申し訳なく感じておりました。ごめんなさい。
 調停は11月14日、双方への受諾勧告案が示され、12月13日期限として回答するよう通知されました。昨日(12月16日)、双方受諾との確認がとれ、調停手続きが終わりましたので、ようやく皆様に報告できる運びとなりました。少しでも速く多くの方々に報告したいと願い、昨日は記者会見を開かせていただきました。インターネットのニュースを兄が調べてくれ、メール最後にまとめてくれたものを貼り付けましたので、良かったらご確認ください。
 調停では、視覚障害者である私への合理的配慮として、授業復帰に係る合理的配慮と授業以外の業務に関する合理的配慮を求めましたが、残念ながら授業に係る合理的配慮は「双方の隔たりが大きい」ことを理由に調停案が示されませんでした。しかしながら、授業以外については短大側の合理的配慮が不十分として、双方の協議により合理的配慮をするよう勧告しています。授業復帰を確実なものとできなかったことは残念で仕方ありませんが、それでも短大側に合理的配慮が不十分と認めさせ、協議することを受諾させた意義は大きいと思っています。
 実際の協議はこれからですし、どのように展開していくかはわかりませんが、この1歩前進を確かな解決への道筋としていくように今後も諦めずへこたれずに頑張っていこうと思います。皆様には相変わらずご心配な状況が継続され、本当に申し訳なく思いますが、今後も変わらず見守り支えていただければ大変有り難く光栄に存じます。どうかよろしくお願いいたします。
 また、協議について何か動きがありましたら、皆様にご報告申しあげます。時節柄、どうぞご自愛いただき、良い年の瀬をお迎えください。皆様のますますのご多幸ご健勝を祈念しております。

いつも本当にありがとうございます!

〈インターネット記事〉
○NHK 岡山
○岡山放送
○瀬戸内海放送
○朝日新聞 岡山
○山陽新聞

「ゆっこ通信」NO.39 令和2年2月5日
支える会会員の皆様へ
 こんにちは、いつもご支援たまわり、誠にありがとうございます。山口雪子です。
 世間では新型コロナウイルスの感染脅威など、さまざま心配なニュースが流れていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?皆様の暮らしが大事なく平穏でありますよう願っています。私自身は、新しい年がはじまったと思っていたら、既に昨日は立春!時が経つのは早いなぁ…と感じています。時の速さのように、私の問題も早く解決すれば良いのですが、思うようにはなかなかいかないと実感しています。今日は昨年末にご報告させていただいた岡山労働局からの受諾勧告通知(調停案)の双方受諾、その後の途中経過を報告させていただきます。
 先の通信で報告させていただきましたように、授業に関する調停は双方隔たりが大きく調停案は示さないと結論づけられましたが、授業以外については合理的配慮が不十分として協議による解決をするよう示されました。この調停案に従い、年明け1月6日に初回協議が行われ、今後の協議方法や内容について話し合いをしました。短大側は、私が求めている合理的配慮というものがどのようなものかわからないとの話でしたため、情報提供や移動支援の必要性などを具体的な場面を例示してお伝えさせていただきました。短大側は持ち帰って、過重な負担にならないか、学長が許可できるか等、慎重に検討して返答するとのことでした。次回協議は3月初旬に予定されています。
 最高裁決定後の協議申し入れを短大側が拒絶したことを考えれば、具体的な合理的配慮があるかどうかは別にして、今回協議に応じたことは1歩前進ととらえています。ただ、上述していますように授業についての調停案は示されず、短大側も「授業に関する協議は一切応じない」と明言しています。以前から申し上げておりますように、障害者は何でもできる訳ではありません…障害によって「できないこと」の自覚があるからこそ、自分に「できること」を磨いて社会参加しようと努めています。その「できること」が私にとっては研究・教育であり、授業です。単なるわがままで授業に戻りたいと言っているのではなく、将来の共生社会のため、あるべき保育者養成校として短大が発展して行くためにも、障害者の働き方として授業についてまずは話し合ってほしいと切望しているのです。どうやったら短大側に理解していただけるのか…さまざまな手を尽くしてきていますが、解決の糸口が見えないのが現実です。
このようなことを書きますと、皆様にご心配ばかりかけてしまいますね。ごめんなさい。でも、きっとまだ着手していないだけの手立ても何かあるはず…と弁護団の先生方と検討していますので、大丈夫!ご安心ください。私に起きている問題は人権侵害に当たらないか?人権救済申立てはできないか?障害者の働く意味をテーマにした企画ができないか?…いろいろ考えています。何か検討していることが具体的になりましたら、改めて報告します。またもし、何か思い浮かぶ手立てがありましたら教えてください。弁護団の先生方とともに検討したいと思います。
 授業外しの通告を最初に受けたのは2016年2月初めの学科会議でした。もう丸4年になります。問題に背を向け、短大を辞めれば済む話と全く考えずに今まで来たかと問われれば、答えは「いいえ」です。どれだけ私1人が泣き寝入りすれば終わることだと思ったでしょうか…それでも投げ出さずに問題に向き合い、今があるのは皆さんの存在があるからこそです。皆さんからいただいた励ましや協力を支えに今まで来ました。そしてこれからも前を向いて問題解決を目指します。ご心配ばかりで恐縮ですが、どうか今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 暖冬とはいえ、寒暖差が大きく、インフルエンザに加えて新型コロナウイルスと感染症が心配な時期です。どうぞ皆様、ご自愛を怠らないよう、お大事にお過ごしください。皆様のご多幸ご健勝を心より祈念しています。

ありがとうございます。

2020年2月5日 山口 雪子

「ゆっこ通信」NO.40 令和2年7月1日
支える会会員の皆様へ
大変ご無沙汰になり、失礼ご容赦ください…山口雪子です。いつも温かな心遣い・力強い励ましをありがとうございます。
年度の変わり目に現在の状況や心境をお伝えしようかと思っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う様々な対策が行われている時期に私事をお話しすることに気が引けて、ずっと書けずにおりました。まだコロナ禍の心配はなくなっていませんが、このまま何もお伝えしないのも失礼と気がかりではありましたので、せめて梅雨が明ける前に現状報告をしようと思い立ち、本メールを書いております。ご一読いただければ大変有り難く幸甚です。
昨年12月に岡山労働局より示された調停案を双方受諾し、今年1月・3月と2回、短大側と調停案を踏まえた協議を行いました。労働局からは残念ながら「授業については双方の隔たりが大きく調停案は示さない」とされましたし、短大側の受諾にも「授業については協議に応じない」との明文がありましたので、1月・3月の協議は主に授業以外の合理的配慮に関する話し合いでした。その結果として、昨年度に比べれば、今年度は会議や行事への参加に関して配慮、参加の機会を得ています。今までのことがありますから、一気に全てが解決できる訳はなく、学内の雰囲気にはまだまだ私を無視・排除する気配を感じはしますが、小さな一歩でも改善されたことを有り難く受けとめています。
上述の通り、すべてから排除という状況からは改善しています…でも私はやはり授業復帰を強く望んでいます。視力がないことを理由に授業を外す…障害者差別と受け取られるような行為は、「共存共栄」を教育理念の1つとして掲げる保育者養成校として見直していただきたいと切望しています。そのための次なる行動を今年初めに、弁護団の先生方とご相談もしていましたし、準備も進めていました。しかしながら、今は時期ではないと判断しています。このコロナ禍で多くの方が生活にすら窮する状態に追い込まれています。雇い止めにあったり、廃業を決断せざるを得なかったり…心が痛む報道が続いています。このような状況下では、解雇されず生活ができているだけで恵まれていると感じます。世界に目を向けると、黒人の方が白人警察官に命を奪われた事件をきっかけに、人種差別の問題が大きくなっています。コロナのニュースでは貧困層の人たちが適切な衛生管理ができず、予防も治療もできない現状が伝わってきています。今は、日本も世界も何より「命」をどう守るかを考え、手立てしていく時期なんだろうと思います。全ての命が差別されることのないよう、平等でありますよう願い祈っています。
そしてコロナ禍が過ぎ、命を守る最低限の生活が保障された後、真の共生社会実現を目指して、互いを認め合い自分らしく社会参加するための一助となるよう、活動を再開したいと思います。必ず、その時期は来ると信じて待機しています。また現状や今後について、ご報告させていただきます。なかなか問題解決できず、ご心配ばかりで申し訳ありませんが、これからもどうかよろしくお願いいたします。
皆様、コロナ禍で何かと窮屈な大変な日常を送られているのではないかと思います。どうかお気を付けてお大事にお過ごしください。皆様のご健康・ご多幸を心より祈念しております。
ありがとうございます。
2020年7月1日  山口 雪子