パソコンを使った板書

黒板に文字を書くのが難しい全盲の私は、生徒にノートを取らせるときには、パソコンで文章を打ち、それを50インチの大型モニターに映して提示しています。
主に使っているソフトはPCトーカーとマイクロソフトワード2007です。
パワーポイントは使っていません。その理由としては、ワードならば授業の進行に合わせて随時書き足しながら提示することができるからです。
ただし、何も設定しない間々文字を書いていくと、文字が小さくて読めません。
また、windowsのアイコンやメニューボタンが画面に映っていて、学習の妨げになります。
ということで、生徒にとって見やすくするにはどのような設定をすればいいのか。設定内容とその方法について書いていきます。

パソコンを利用して生徒に文を提示する方法について
 使用するものはPCトーカーとマイクロソフトワードです。
1 まずは生徒が見やすいように設定する
遠くから見てくっきり見えるように、背景色は黒、文字色は黄色に設定します。
また、画面いっぱいに表示させるため余白は上下左右すべて0にします。
さらに、使用しているモニターサイズや生徒との距離に応じて、フォントサイズは適宜設定してください。私の場合、教室の広さと50インチというモニターサイズの環境を考慮した結果、フォントサイズを42ポイントの太文字に設定しています。具体的な設定方法を記します。

a.ページの色、背景色の設定
 オルトキーを押し、右矢印を何度か押し「ページレイアウトのタブコントロール」までいきます。
タブキーを何度か押し、「ページの色」まで行き、エンターキーを押します。
タブキーでお好みの色を選び、エンターキーをおします。

b.文字の大きさや余白の大きさの設定について
 オルトキーを押し、右矢印で「ページレイアウトのタブコントロール」を選びます。
タブキーを何度か押し、「ページ設定」のところでエンターキーを押します。
設定画面が表示されるので、余白の大きさやフォントサイズ、フォントの色などを設定します。

 以上で設定は終わりですが、フォントの色やページの色を設定するとき、PCトーカーは色の名前は読み上げますが、濃さまではきちんと教えてくれません。なので、見えている方にチェックしてもらいながら設定することをお勧めします。
 ここまで設定できたら、テンプレートとして保存しておいてください。

2 設定したファイルをつかって板書する
 授業の時には、前回設定したテンプレートのファイルを読み込みます。
ただし、ただ読み込んだだけでは、画面の端にメニューボタンやアイコンなどが表示されていて邪魔になります。そこで、以下のキー操作を行ってワードを全画面表示にします。
オルトキーを押したまま、vを押してからuを押す。
以上でメニューボタンなどが消え、画面全体に文字入力のスペースが広がります。
全画面表示は、エスケープキーを押すと元の画面に戻ります。
これで、画面に板書スペースが広がったので、自由に書いていきましょう。


スクリーンリーダー PC-Talker


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(最終更新  2015年8月