ブレイルセンス、徹底活用!

私は、全盲の英語教師です。 その私を、ハード面から支えてくれる機器の一つが、今から紹介する「ブレールセンスオンハンド」です。

読書、プリント作成、辞書検索、教材の保存・再生、 その全てを1台でこなしてくれる、強いみかたです。

中学生でも電子辞書を持っているこの時代に、点字使用者が手軽に持ち運べて、検索結果を点字で表示してくれるシステムとしては、おそらく最も軽量な機械です。 英和・和英の両方を引くことができます。 自分で設定すれば、英英事典も引けるようになります。 教科書に出てくる単語は予め調べてメモしておくことができますが、生徒と一緒に、給食の話や週末の話をするときには、英語でどう表現したらよいかわからない単語が時々出てきます。 そんなときには、この機械の出番です。

学習プリントを作るのにも大活躍! テキストファイルの編集ができますので、バスに乗っているときや、パソコンのない部屋でだれかを待っているときなど、これ1台で、漢字かなまじり文を書くことができます。 問題集などを使わずに、自分独自の教材を書いて保存するのに活用しています。 自宅や職場に行ってから、ブレールセンスとパソコンを繋いで、作ったファイルをパソコンに転送し、MSワードなどで文字サイズやレイアウトを整えて完成。

大容量のカードが読み書きできて、音声再生もできるこの機械があれば、教科書CDや英語ニュースなど、生徒に聞かせたい音源を、すぐに取り出して再生できます。 近年は小額部の外国語活動にいくこともあり、動物の鳴き声などを保存しておいて、それをこの機械で再生して、鳴き声クイズをしたりしました。 視力のある人なら、CDのトラック番号を確認しながら、通常のCDプレーヤーで簡単に再生できることでも、場合によっては、不慣れなプレーヤーを操作するよりも、このブレールセンスを使うほうが効率がいい場合があるからです。 ただし、大人数の学級なら、これ1台では音量が足りないので、ポータブルのスピーカーを持っていくか、CDプレーヤーなどのオーディオ機器に繋いで増幅する必要があります。

最後に、読書についてです。 教師といえば、やはり情報が命! この機械を使うと、点字ファイルでもテキストファイルでも、読むことができます。 点字表示だけでなく、音声での読み上げもできるので、ゆっくり・丁寧に読みたいものは点字で、高速に読み進めたいときは音声読みで、という風に使い分けています。


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(最終更新2013年9月