これからのみなさんへ一言(1)
三宅勝

 毎日のテレビやラジオなどのいろいろなニュースでわが国の状況は皆さんもよくご存知だと思います。その中で、視覚障害教師も含めて私たち視覚障害者は、どういう状態に追い込まれているかということです。

 はた目では、何か色々な制度や施設がつくられてどんどん拡がっているようだけれども、意識としてはどうかというと、むしろ逆ではないか、冷たくなっているのではないかと思うのです。

 その中において、教師として生徒たちにどう教えていくかということです。生徒たちもやはり大人たちと同じような感覚でそういう冷たい意識の中に埋もれてしまっているので、その意識と私たちは戦っていかなくてはいけないのです。

 人間と人間との付き合いをするために、どうあるべきかは私たちの本当の姿を示すことだと思います。自分の、隠し立てのない、視覚障害を隠すことのない、ありのままの姿でぶつかっていくという中で生徒と四つに組み、泥んこになっていくということです。これしかないだろうと思います。

 口で何だかんだと制度がどうだこうだと言ってもいわゆる政治がどうだと言ったとしてもそんなものは生徒の前では通用しません。その先生は私に何をやってくれるかを生徒は見ていますから、そういう見方で教壇に立っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 会としては今はもう、藤本先生や、他の方に世代交代をしたような感じで、まあこれはすばらしい。この人たちに任せておいたら大丈夫だと思っています。これから先、大いに発展していくだろうから私たちは、はいはいと聞いていればいい感じです。なんか怠けているように思うかもしれませんが、そういう意味ではなく、皆さん方の意見に従っていこうと思っているのです。


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